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アイスランドに1-0苦戦も…海外メディアは森保Jを“警戒”「W杯で最もエキサイティングな存在」

アイスランドに1-0苦戦も…海外メディアは森保Jを“警戒”「W杯で最もエキサイティングな存在」

サッカーの日本代表は5月31日、東京・国立競技場で行なわれたアイスランド代表との国際親善試合に1-0で勝利を収め、北中米ワールドカップ前最後のテストマッチを白星で締めくくった。「サムライブルー」は破竹の6連勝で本大会へ向かうことになった。

 試合は序盤こそアイスランドが反撃を見せ、GK鈴木彩艶が早い時間帯にセーブを強いられたが、日本は徐々に主導権を掌握。久保建英のクロスに合わせた中村敬斗のヘディングや、冨安健洋のボレーなどで相手ゴールに迫った。

 後半も日本ペースは変わらず。板倉滉の至近距離からのシュートが防がれるなど、なかなか得点を奪えず苦戦が続いたが、終盤についに均衡が破れる。87分に菅原由勢のクロスを途中出場の小川航基がヘディングで叩き込んだ。これが決勝点となり、日本は昨年9月以降7試合無敗、さらに5試合連続無失点を記録した。

 試合後、森保一監督は「アイスランドの守備を崩すのは難しかったし、カウンターから危険な場面もあった」と認めながらも、「無失点で勝利できた。W杯ではこういう試合もある。この経験は必ず役立つ」と前向きに評価した。また、長期離脱から復帰した冨安や遠藤航については、「最高の状態を考えれば、まだ向上の余地があるが、コンディションは確実に上がっている。本大会までにさらにレベルを高めてほしい」と期待を寄せた。
  一方、アイスランドのアルナル・グンラウグソン監督は、日本について「あらゆる要素を備えている」と絶賛。「W杯では非常に良い戦いをすると思う。ある意味で完璧なチームだ。何でも高いレベルでこなせる」と評価している。

 国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトは、日本の勝利を伝える記事で、この試合限定で代表復帰を果たした吉田麻也のラストプレーに注目。「37歳の吉田が前半14分に交代した際、スタジアムから大きな拍手が送られた」とレポート。カタールW杯で主将を務めたベテランの代表通算127試合目にして最後の出場が感動的な場面になったと伝えたうえで、試合については「日本はその後、試合を落ち着かせ、より多くのチャンスを創り出し、小川の決勝ゴールで6連勝を達成した」と総括した。

 また、アジア・サッカー連盟(AFC)公式サイトは、本大会へ向けた日本の現状を詳しく分析。三笘薫がハムストリング負傷でW杯欠場となる厳しい状況の中、2年ぶりに日本代表へ復帰した冨安が先発起用されたと報じた。そのうえで、日本が終始主導権を握りながらもアイスランドの粘り強い守備に苦しんだが、最後は小川がポストを叩くヘディングで勝利をもたらしたと報じている。 またこの試合は、内容そのものよりも別の事象が世界的な話題となった。フランスの日刊紙『Ouest-France』は、「この試合が新ルールの実例になった」と報道。85分にアイスランドが選手交代をしようとした際、交代する選手が10秒以内に退場しなかったため、交代選手の入場が1分間認められなかった。その結果、アウェーチームは一時的に10人での戦いうことを強いられ、その時間帯に小川の決勝弾を浴びる羽目となった。同メディアは、この措置について「処罰というより、時間稼ぎを抑止するためのもの」と説明した。

 一方、米スポーツ専門局『ESPN』は、日本のパフォーマンスを比較的好意的に評価しており、「試合開始から終了まで主導権を握った」「ボール保持、素早いパス回し、敵陣での連係という、日本らしいスタイルを示した」と賛辞を贈っている。

 しかし、「最大の課題であるゴール前での決定力不足を再び露呈した」との指摘も忘れず、前半終盤から後半序盤にかけて多くの好機を作りながら仕留め切れなかった点を問題視した。それでも、日本が長時間にわたって支配権を手放さなかった点を評価したうえで、「終盤に小川が決勝点を挙げたことで、日本は自信を持ってW杯へ向かう」と記事を締めた。
  このようにポジティブに結論づけた同メディアは、別の記事でも日本を「W杯で最もエキサイティングなチームになり得る存在」と位置付け、前回大会後の森保監督が守備的との批判を払拭するかのように攻撃的なスタイルへ舵を切ったと分析。5バックを採用しながらも、実態は「超攻撃的な3-2-4-1」と評し、堂安律や中村敬斗をウイングバックに置き、前線に多数の攻撃的選手を並べる大胆な戦術を高く評価している。

 アジア予選16試合で残した54得点・3失点という圧倒的な成績や、ブラジルやイングランドとの親善試合で歴史的勝利を収めた点にも言及。南野拓実や三笘の負傷離脱は大きな痛手だとしながらも、「システム自体は、誰が出場しても機能するはずだ」と楽観的な見解を示した。

 そして、「森保監督が本大会でも予選同様の大胆さを貫けるか?」を最大の焦点として挙げ、「(W杯グループステージ初戦となる)オランダ戦では慎重さも必要だが、チュニジア(2戦目)やスウェーデン(最終戦)と戦いグループステージでは、日本が真価を示せるはずだ」と展望している。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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