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矢作調教師インタビュー後編「人より先に」信念の強さの源泉…吉本新喜劇出演も「前例のない挑戦」その意図は?

矢作調教師インタビュー後編「人より先に」信念の強さの源泉…吉本新喜劇出演も「前例のない挑戦」その意図は?

 トークイベント「調教師・矢作芳人が語る日本競馬~世界への挑戦状」が5月29日、朝日カルチャーセンター新宿教室で開催され、平日夜にもかかわらず、会場にはトップトレーナーの言葉を聞くために多くの競馬ファンが集結。そしてイベント後、矢作調教師が報道陣のインタビューに答えてくれた。後編は、前例のない挑戦について。そして話題は吉本新喜劇にまで話が及び…。

【画像】矢作師、坂井瑠星騎手、古川奈穂騎手が出演する吉本新喜劇

「競馬以外のところに出るのは常に、すべて競馬を広めるため」

 本編のトークイベントでは、人より先んじる・トップを取るためには「ファーストペンギンになりたい」。つまり人より先に、人のやっていないことをしなければという強い信念を語った矢作師。その信じる力の強さはどこから来るのだろうか。

 「本当は弱い人間なんですよ。しょっちゅう折れそうになっていますけども、(周囲の声に)迎合する自分が嫌なんですね。だから無理をする。そこには自分の信じたものがあって。例えば最近で言ったらドバイですよね。随分行ったことに対して色々批判されたりしましたけども、僕は僕なりに一般の人が知らない情報をたくさん得て、そこまで調べて安全だと確信しているから行っているわけで。そういうことを貫くのが色々な部分で『ファーストペンギン』になっているんじゃないかと。いや、やってくれるヤツがいれば良いんですが、あまりいないんですよ(笑)。人に続くヤツばかりなので…俺、損な性格だなと思うんですけど」

 2026年のドバイミーティングには、矢作厩舎からフォーエバーヤング、アメリカンステージが挑戦。他にも4頭が出走し、UAEダービーではワンダーディーン(栗東・高柳大輔厩舎)が勝利をおさめたことは記憶に新しい。

大注目の吉本新喜劇

トークイベントに出席した矢作芳人調教師 (C)Hiroki Homma

 競馬以外の部分では6月4日、大阪・なんばグランド花月で行われる特別公演『ビタミンSお兄ちゃん・もじゃ吉田の「お兄ちゃんネル競馬コメディ」~チーム矢作がやってくる!~』で、坂井瑠星騎手、古川奈穂騎手とともに吉本新喜劇にチャレンジすることもまた、前例のない挑戦だ。

 「これはもう、競輪のトークショーや、横浜DeNAベイスターズファンにも投げかけたり、京都サンガF.C.のスポンサーをやって応援したりというのと同じ。色々なジャンルから競馬に興味を持ってもらいたいということです。吉本新喜劇という根強い人気を持っている場所に出演することで、少しでも競馬というものを知ってくれる人が増えればという、ただそれだけのことで」

 インタビュー前編でも、「(競馬界は)色々な問題が山積み」「今のうちから手を打たなければ」と危機感を話していた矢作調教師。これもまた、競馬に人を集めるための「打ち手」のひとつなのかと聞くと…。

 「ただ納得いかないのが、世間的には『かわいそうに瑠星と奈穂、矢作が出たいから連れて行かれて…』と。それは違うからね!(笑)むしろ俺がオマケだろうと。いちおう俺を先に立てなければいけないから先に書いてあるだけで、本当に来てほしいのは瑠星と奈穂じゃないかと俺は思ってるんだけど(笑)。まあでも本当に、競馬以外のところに出るのは常に、すべて競馬を広めるため。競馬という文字だけでも良いですから、少しでも色々な人の目に触れてもらう。それだけですね」

配信元: 競馬のおはなし

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