サンアントニオ・スパーズは12年ぶりにNBAファイナルへと駒を進め、現地時間6月3日(日本時間4日)からニューヨーク・ニックスとのシリーズがスタートする。2014年以来のリーグタイトルの命運を握るのは、3年目のヴィクター・ウェンバンヤマだ。
元NBA選手のケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)は、希代の22歳をレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)以来の逸材だと称えている。
2023年のドラフト全体1位でスパーズに入団したフランス出身のウェンバンヤマは3年目の今季、レギュラーシーズン64試合に出場して平均25.0点(リーグ13位)、11.5リバウンド(同4位)、3.1アシスト、1.03スティール、3.08ブロック(同1位)、フィールドゴール成功率51.2%、3ポイント成功率34.9%をマーク。史上初の満票で最優秀守備選手賞に輝き、MVP投票で3位にランクインするとともに、オールNBA1stチームとオールディフェンシブ1stチームにも選出された。
チームも62勝20敗でウエスタン・カンファレンスの第2シードを獲得し、7年ぶりにプレーオフ進出。1回戦でポートランド・トレイルブレイザーズを4勝1敗で退けると、カンファレンス準決勝ではミネソタ・ティンバーウルブズを4勝2敗で撃破。カンファレンス決勝でも昨季王者オクラホマシティ・サンダー相手に2勝3敗から2連勝を飾り、2013-14シーズン以来のファイナル進出を決めた。
ウェンバンヤマは自身初のプレーオフでも17試合で平均23.2点、10.8リバウンド、2.7アシスト、3.53ブロック、フィールドゴール成功率51.0%、3ポイント成功率37.0%と堂々たるプレーを披露。
パーキンスは『ESPN』の番組『Sports Center』で、ウェンバンヤマを「2003年のレブロン・ジェームズ以来、NBAに起きた最高の出来事だ。これは本心だよ。彼はすべての条件を満たしている」と手放しで称賛した。
「第一に、彼は“興行の目玉”だ。つまり、観客を会場に呼び寄せることができる。そして、攻守両面において究極の負けず嫌いだ」
また、ウェンバンヤマはプレーオフの激闘で、選手として一皮剥けたともパーキンスは評価する。
「(サンダーとの)カンファレンス・ファイナル、そしてプレーオフ全体を通して、チームをNBAファイナルに導いた彼のパフォーマンスは美しかった。彼がチームにもたらしたもの、若いチームの象徴となったこと、真のリーダーであることについては語り尽くせない。彼がMVPを獲りたいと言ったことなどを耳にしてきたが、初めてのNBAファイナルに向かう姿を私たちは今まさに目の当たりにしているんだ」
ウェンバンヤマがスパーズを12年ぶりのリーグ優勝に導くとなれば、さらにスターとしての評価が高まるのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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