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「彼の激しさと粘り強さはスペシャル」ニックスの主砲ブランソンが警戒する“刺客”キャッスルとの攻防<DUNKSHOOT>

「彼の激しさと粘り強さはスペシャル」ニックスの主砲ブランソンが警戒する“刺客”キャッスルとの攻防<DUNKSHOOT>

現地時間6月2日(日本時間3日、日付は以下同)、NBAファイナルに駒を進めたニューヨーク・ニックスとサンアントニオ・スパーズの選手とヘッドコーチ(HC)が、メディアデーに登場した。

 両チームがNBAファイナルの舞台で激突するのは1999年以来2度目。この時は4勝1敗でスパーズが球団初優勝を飾った。

 今年のプレーオフでイースタン・カンファレンスを12勝2敗で駆け上がったニックスは1回戦の第4戦から11連勝中。レギュラーシーズンの直接対決は1勝1敗の五分だが、昨年12月の「エミレーツNBAカップ2025」を含めると、2勝1敗で勝ち越している。

 もっとも、この2チームが最後に対戦したのは3月1日。プレーオフを勝ち抜いたことで互いにチーム力が増し、選手たちも成長を遂げている。

 ニックスを牽引するのはガードのジェイレン・ブランソン。188cmと上背こそないものの、強靭な肉体に加えて豊富なスキルと驚異的なシュート力を持ち、プレーオフでは平均26.9点、6.6アシストにフィールドゴール成功率48.6%を誇る。

 ブランソンへの刺客としてスパーズが送り込むことが予想されているのが、キャリア2年目のステフォン・キャッスル。198cm・98kgのガードは、カンファレンス決勝でオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)をマッチアップ時に、フィールドゴール成功率45.5%(20/44)へ封じ、9本のターンオーバーを誘発した。

 また、キャッスルの背後には史上初の満票で最優秀守備選手賞に輝き、プレーオフで平均3.5ブロックを残す224cmのヴィクター・ウェンバンヤマが控えている。
  昨季の新人王キャッスルは、ブランソンとのマッチアップについてこう話していた。

「僕にとって効果的なのは、彼へフィジカルにぶつかっていくことだね。確かに、彼は僕より背が低いけど、フィジカルが強くてポジション取りもうまい。フェイントも巧みだし、フットワークも素晴らしいんだ。だからできる限り規律を守って、彼のスペースを狭め、狙っている角度へ入り込まれないように心掛けるよ」

 対するブランソンもキャッスルを高く評価している。

「彼はすごくいい選手。あの激しさと粘り強さはスペシャルだと思う。彼は常に闘志を燃やしてプレーしている。コネティカット大時代からずっとそうだった。キャリア最初の数年間のプレーを見る限り、彼は偉大な選手、偉大なディフェンダーへ成長していくだろうね」

 スパーズはキャッスルだけでなく、デビン・ヴァッセルやジュリアン・シャンペニー、ディラン・ハーパーらが交互にブランソンをガードし、ウェンバンヤマをヘルプポジションに配置することで、よりプレッシャーを与えることができるだろう。

「あのチームはとてもフィジカルなんだ。彼らのプレースタイルを見れば、ペリメーターでプレッシャーをかけてくるのは明白だ。ウェンビー(ウェンバンヤマ)がウィークサイドにいると、混乱が生じる。彼らは多彩なんだ。攻守両面で、あらゆる形で僕らにプレッシャーをかけてくる」とブランソンは言う。

 ニックスが1973年以来の頂点に立つのか、それともスパーズが12年ぶりの王座奪還を果たすのか。今季のNBAの頂点を懸けた戦いが、いよいよ始まる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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