イギリスでは古くからパンでパンを挟む「トーストサンドイッチ」というものが存在するらしい。これが意外と美味いと聞いたので、それならばと思いご飯におかゆをかける「おかゆライス」を実践してみた。
そうしたところ、方々から過去の漫画作品にすでに出ているとのご指摘を受け、私(佐藤)はもう1歩踏み込んでご飯 × ご飯の食べ合わせを考えた。
その結果たどり着いたのは、焼きおにぎりをおにぎりで挟む「焼きおにぎりサンド」である。これならトーストサンドに匹敵する味のマリアージュを実現できるのではないのか? たしかめてみた!
・おかゆライスはすでにあった!
あらためてトーストサンドの歴史について軽く触れておくと、今から約160年前の1861年のレシピ本にその起源があるのだとか。後に「英国王立化学会」が検証したところでは、「イギリスで最も安上がりな昼食」とされている。
パンでパンを挟むという奇抜なアイディアのように思えるのだが、これが意外と美味いらしい。2023年にライターのK.Masamiが実践し、その美味しさを「ハムカツサンドっぽい」と語っている。
それならご飯 × ご飯もイケるだろうと考えて、おかゆライスを試したら、私が考え付くよりもずっと以前、1980年代に週刊少年サンデーに連載されていた『究極超人あ~る』の主人公、R・田中一郎が食べていたと、各方面からご指摘を受けた。
すみません、作品の名前は存じ上げておりましたが、読んだことがなかったもので、おかゆライスが登場していたとは知りませんでした。勉強不足で申し訳ございません……。
・焼きおにぎりをおにぎりでサンド
今一度、ご飯 × ご飯という難題に挑んでみたい! そう考えた私は、当サイトの偉い人、Yoshioに相談したところ、「焼きおにぎりをご飯に挟めばいいんじゃない?」と言い出した。
それだ! トーストサンドが焼いたパンをパンで挟んだものならば、焼いたご飯をご飯で挟めば同じ構成要素を再現することになる。やろう、英国の伝統を日本流にアレンジだ!
ってことで早速米を炊きました。
ご飯を中身と外身の半分に分けて、中身の方に醤油をたらして馴染ませます。
それを三角形にします。分厚いと挟みにくく崩れやすくなるので、適度に平らに成形します。
熱したフライパンにごま油を流して、そこに中身おにぎりを入れて返しながら両面焼きます。
まるでビーフパティでも焼いている気分で、ギュッとフライパンに押し付けて、焦げ目をつけてやります。押しつけすぎると崩れるので注意。
刷毛がなかったので、直に醤油を垂らしたら、ずいぶん焼きムラができてしまいました。可能なら刷毛を使って醤油を塗りましょう。味が濃そうに見えますが、外身のおにぎりには塩を使っていないので、少し濃いくらいがちょうど良くなるはず。
少し冷まして、外身と中身を合体させましょう。
おにぎりの上に焼きおにぎり、さらにその上におにぎりをパイルダーオンして完成です! 焼きおにぎりをおにぎりで挟んだ、焼きおにぎりサンド!
本当は焼きおにぎり “にぎり” にしたかったけど、具材がデカすぎておにぎりとして成立しない懸念があったために、サンドするスタイル。いわゆる「おにぎらず」とした。
さて実際に食べてみると、ふんわりとした外おにぎりの中から、香ばしい醤油のかおりと、ほど良い醤油辛さ。米の甘さが引き立って美味しい!
このアレンジの場合、醤油の焼きおにぎりよりも味噌の焼きおにぎりを挟んだ方が、よりポテンシャルが高まる気がするな。特にくるみ味噌のような食感のアクセントのあるものなら、なおよしだ。
ということで、ご飯 × ご飯もアリです。気になる人はぜひお試しあれ~。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
