トロント・ブルージェイズは開幕時より、先発投手に故障者が続出した影響から、現在も勝率5割を切るなど苦しい状況が続く。だが一方で連日、試合中盤以降のマウンドに登る多くの救援投手のパフォーマンスがクローズアップされている。
米メディア『HEAVY』は現地6月2日、ブルージェイズブルペン陣の奮闘ぶりを伝える特集記事を配信。その中で、「6月を迎えた時点で、救援投手5人がメジャー全体の登板数上位20人の中に名を連ねている。このペースが続けば、1シーズンで5人の投手が75試合以上に登板する史上初のチームとなる可能性がある」などと指摘している。
5月終了時点で、ブルージェイズではメイソン・フルハーティがメジャートップの31試合に、またブレイドン・フィッシャーが30試合に登板。他にも、ルイス・バーランド、ジェフ・ホフマン、タイラー・ロジャースがいずれも28試合で救援登板している。
さらに防御率でもバーランドは0点台、フィッシャーとハリスが2点台を記録していることから、同メディアは、「登板数だけでも十分に懸念材料だが、それ以上に驚くべきなのは彼らの支配的な投球内容だ」と訴え、「もしブルペンがここまで踏ん張っていなければ、ブルージェイズのシーズンはすでに崩壊していても不思議ではなかった」と振り返る。
また、その登板頻度を受け、「これだけ酷使されれば成績は低下していく。だが、トロントのブルペンは依然として相手打線を圧倒し続けている」と主張しながらも、今後を見通し、「通常、(投手の)このレベルの酷使にシーズンを通して耐えられない」として、救援陣のコンディションを懸念。同メディアは、「現時点でブルージェイズのブルペンは歴史的なシーズンを送る可能性を秘めている。だが、より大きな疑問は、その代償にチームが耐えられるかどうかだ」と見解を示す。
そのうえで、「もし救援陣が後半戦に入っても同じ負担を背負い続ければ、ブルージェイズは10月を前に最も恐れる事態に直面するかもしれない」と説く同メディアは、「それは、シーズン中は圧倒的だったブルペンが、本当に重要な試合を迎える頃には力尽きてしまうというシナリオである」などと綴っている。
まさに今季のブルージェイズ救援陣は前半戦より“フル回転”での登板が続く。ここから夏場の戦いを迎える中、それぞれの投手が変わらずに任されたマウンドで役割を果たせるのか。今後もその起用法に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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