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ケガを跳ね除け終盤に躍動!ファイナル初戦勝利に導いたブランソンを指揮官が絶賛「重要な場面で必ず結果を出してくれる」<DUNKSHOOT>

ケガを跳ね除け終盤に躍動!ファイナル初戦勝利に導いたブランソンを指揮官が絶賛「重要な場面で必ず結果を出してくれる」<DUNKSHOOT>

現地時間6月3日(日本時間4日)、ニューヨーク・ニックスとサンアントニオ・スパーズによる「NBAファイナル2026」第1戦がフロストバンク・センターで行なわれ、アウェーのニックスが105-95で制した。

 同点6度、リードチェンジ10度を数えた一戦は、第3クォーター残り6分30秒時点でホームのスパーズが14点をリード。だがニックスは焦ることなく、着実に点差を縮めていき、76-76の同点で同クォーターを終える。

 第4クォーターはニックスが残り6分までに8点をリードする展開。その後ヴィクター・ウェンバンヤマの活躍もあってスパーズが残り2分16秒で95-94と逆転に成功するが、直後の攻撃でジェイレン・ブランソンがセカンドチャンスから値千金の3ポイントを沈めて再びニックスがリードを奪うと、以降はスパーズを無得点に封じてみせた。

 ブランソンは前半に相手選手と接触して右ヒザを負傷。コートに戻った後もシュート時に相手選手の足が左足に乗っかるなど不運なアクシデントにも見舞われ、前半はフィールドゴール成功率33.3%(5/15)の11得点と苦戦を強いられた。

 それでも、肝心の第4クォーターで両チーム最多の13得点と躍動。最終的にゲームハイの30得点に3リバウンド、2アシストをマークして勝利へ導いた。ファイナルのデビュー戦としては、1970年第1戦のウィリス・リード(37得点)に次ぐ球団史上2番目のハイスコアとなった。
  ニックスではブランソンのほか、カール・アンソニー・タウンズが18得点、12リバウンド、4アシスト、OG・アヌノビーが17得点、ランドリー・シャメットが3本の長距離砲を含む13得点、ジョシュ・ハートがファウルトラブルに苦しみながらも15リバウンド、6アシスト、4スティールで勝利に貢献した。

 ニックスのフィールドゴール成功率41.5%(39/94)は今年のプレーオフでワースト。それでも、セカンドチャンスの得点で23-14と主導権を握ったほか、7点ビハインドで迎えた後半にスパーズのフィールドゴール成功率を31.8%(14/44)、3ポイント成功率をわずか10.5%(2/19)に封じる堅守が光った。

「当然、こんな状況に陥りたくはないけど、常に次のプレーに集中することが大事なんだ。どうにかしてスコアを積み重ねて、少しずつでも前進していく。ワンプレーですべてを取り戻せるわけじゃないことはわかっていたから、少しずつ詰めていったんだ」

 そう話したブランソンは、第2クォーターに意地の連続得点で流れを呼び込み、第4クォーターでも終盤の痺れる場面で貴重な追加点を奪った。試合を通じたフィールドゴール成功率こそ38.7%(12/31)だったとはいえ、その存在感は別格だった。 そんな頼れるキャプテンを、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)はこのように称えた。

「彼はまさにゲーマーだ。重要な場面で必ず結果を出してくれる。それこそがMVP級の選手たちに求められるものだ。我々は彼にボールを託し、どんなことになろうと彼と一緒に進んでいく覚悟だと伝えた。そして彼はその期待に応えてくれた。何度も何度も、彼は自分の得意なポジションでプレーを決めてくれたよ」

 これでニックスはリーグ史上2位タイとなるプレーオフ12連勝。もちろん、この快進撃はブランソンの活躍だけによるものではない。

 タウンズがプレーメーキング役もこなしつつ、アグレッシブなドライブで攻め立て、ウェンバンヤマ相手に好守も披露。アヌノビーは最終クォーターだけで12得点と躍動し、ハートやミケル・ブリッジズも攻守でブランソンを支えた。
 「最も重要なのは、自分たちがアウェーで戦っていること、そのなかでチームメイトたちが自分のことを支えてくれているという安心感だと思う。こういう状況ではそれが一番大きいんだ。彼らが僕を信頼してくれていること、そして僕が彼らを信頼していること、それが僕たちをここまで導いてくれた。毎晩一緒にコートへ立つたび、彼らには本当に感謝しているよ」

 ブランソンはそう、チームメイトへの感謝を述べた。

 シリーズ第2戦は1日空けて5日(日本時間6日)に開催。ホームで1勝1敗のタイに引き戻すべく、スパーズが序盤から仕掛けてくることが予想されるなか、絶妙なチームケミストリーを奏でるニックスが連勝を飾ることができるか注目したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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