
魔法使いとして生まれた者しか魔法を使えない世界。それでも魔法使いに憧れる少女ココ(CV:本村玲奈)と、魔法使いキーフリー(CV:花江夏樹)の出会い、そして魔法の秘密を知ったココの運命が動き出すTVアニメ「とんがり帽子のアトリエ」(毎週月曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MXほか/Netflix・ABEMAにて1週間先行配信/ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかにて配信)。5月25日に放送された第8話「魔警団の疑念」は、深まる弟子たちの絆と、キーフリーが抱える闇の一端が垣間見える衝撃のエピソードとなった。(以下、ネタバレを含みます)
■弟子たちの固い絆が炸裂!
魔警団に拘束され、イースヒース(CV:諏訪部順一)から禁止魔法を使用したと疑われたココは、記憶を奪われそうになる。そんな絶体絶命の窮地に、リチェ(CV:月城日花)とテティア(CV:陽木くるみ)が身を挺して助けに入る。さらにキーフリーも駆けつけ、弟子に手を出すなとイースヒースを強く牽制する。
普段はマイペースなリチェが先陣を切ってココたちを守り、アガット(CV:山村響)までもがココを庇う発言をする。これまでともに行動してきた4人の心が一つになり、強い絆で結ばれた瞬間だ。弟子たちを守り抜くキーフリーの頼もしさも光る。SNS上では「アガットがココを庇う姿に感動した。少しずつ信頼関係ができてる」「魔警団登場で世界の厳しさが一気に露呈。ココの無邪気さが危うい」「ココの魔力が強すぎて魔警団に疑われる展開が緊張感すごい」と、弟子たちの成長と不穏な展開に引き込まれる声が寄せられた。
■タータが抱えるハンディキャップ
ココの魔墨が減っていないことに気づいたキーフリーは、魔材屋のノルノア(CV:安原義人)を訪ねる。孫のタータ(CV:田村睦心)が、ドアノブに魔法陣を描いて壁に貼ることで瞬時にドアを出現させる。タータによるドア出現シーンでは、魔材や魔法陣の描き方で効果や威力が変わるという魔法のシステムが、緻密な作画で美しく表現されている。ネット上では「ドアノブに魔法陣描いてドア出現させるの天才的!この世界の魔法システムがまた深まった」「魔法陣の描き込みと発動のビジュアルが美しすぎて見惚れる」「小さな魔法のアイデア一つ一つが世界観を広げてて最高」と、魔法表現の豊かさに絶賛のコメントが相次いだ。
また一方で、タータが銀彩症(ぎんだみしょう)というハンディキャップを抱えていることも明らかとなった。全てのものが銀色に見えてしまうため、魔法使いとしての道を歩むことが難しいタータの葛藤と、そんな彼の胸の内を知らず、色取り取りの染料を見て無邪気にはしゃぐココの対比がなんとも切ない。ネットでは「色が見えないタータの前で、綺麗な色の染料にはしゃぐココちゃん…悪気がないからこそ残酷な対比で胸がギュッとなった」「タータが銀彩症で魔法使いを諦めかけてるの辛すぎる。ココの無邪気な反応に苛立っちゃうのも人間味があってすごく共感した」との声があがっていた。

■キーフリーのつばあり帽への執着
ココが使った魔墨は、つばあり帽が細工したものだった。ノルノアは自分の手に余ると判断し、大講堂へ知らせようとする。しかしキーフリーはそれを強く引き留めたのだった。
キーフリーのなかに潜むつばあり帽への並々ならぬ執着が露呈した瞬間であり、背筋が凍るような冷徹な眼光に鳥肌が立つ。その後は、普段と変わらない様子でココと合流し、工房をあとにしたキーフリー。その優しげな笑顔すら、どこか狂気を感じさせる。

これには視聴者も騒然となり、「キーフリーの闇が一気に露呈して怖い」「キーフリーの怪しさが限界突破して次回が耐えられない」と、衝撃を隠しきれない声があふれた。
美しい魔法の世界に潜む陰謀と、キーフリーの謎に包まれた真意が視聴者を震え上がらせた第8話。次回、第9話「黒に沈む悪夢」は6月1日に放送済み。つばあり帽の足跡をたどるキーフリーと、過酷な運命に巻き込まれていくココたちの今後に目が離せない。
◆文/岡本大介


