『G-CLASS 2026〜決勝戦〜』新宿FACE(2026年6月4日)
決勝戦 ○T-Hawk vs石田凱士×
T-Hawkが激闘の末、石田を破ってG-CLASS初優勝。G-REX王者エル・リンダマンと7・1有明大会での頂上対決に合意した。
5・13新宿大会で開幕したG-CLASSはこの日が決勝戦。KAZMA、山村を破った石田と、田村、河上を撃破したT-Hawkが栄冠を争った。どちらが勝利しても初優勝となる。
読み合いからT-Hawkがショルダータックルでなぎ倒して先制。逆水平を見舞うと、石田はエルボー連打で応戦したが、T-Hawkは張り手で返り討ち。なおも逆水平を何発も打ち込んだが、石田はコーナーに追い込んでの張り手、ドラゴンスクリューで逆襲。ここから石田は多彩な足攻めを展開してT-Hawkを防戦一方に追い込んだ。
なおも石田がクロス式キャメルクラッチで捕獲。耐えたT-Hawkは逆水平で乾いた音を響かせると、ブレーンバスターで引っこ抜いて反撃を開始。逆水平を乱れ打ち、石田が足攻めで応戦しても、コーナーに上がったところを逆水平で場外に叩き落とす。エプロン上での攻防もナックルパンチで制し、雪崩式ブレーンバスターを敢行した。
石田もドラゴンスクリューでひねり上げて逆襲。ランニングローキックで蹴り飛ばす。サッカーボールキックを連発し、T-Hawkが逆水平で応戦しても、張り手、顔面蹴りを次々にさく裂。T-Hawkも腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けたが、石田はアンクルホールドで切り返す。何とか逃れたT-Hawkは力なく逆水平を打っていくものの、石田がお株を奪う逆水平で押し返し、右インローキックも見舞うと、激しいラリーに突入。T-Hawkがニーアッパーを放てば、石田は延髄斬りで応戦。追撃を狙って突っ込むと、T-Hawkがカウンターのニーリフトで迎え撃った。
すかさずT-HawkがBTボムで追い討ちをかけたが、2カウントで返した石田はランニングニーをキャッチしてアンクルホールドで捕獲。耐えるT-Hawkの胸板を蹴りまくり、なおも絞め上げようとしたが、T-Hawkは丸め込みで切り返す。石田が張り手、顔面蹴りを見舞っても、プレタポルテでニアフォールに追い込む。ナイトライドは石田が食い止め、ハーフタイガースープレックスを投げっぱなしで敢行。2カウントで返されても、両手を取っての顔面蹴りをぶち込んだ。
それでもT-Hawkはナイトライドを狙い、阻止されてもジャーマンの構え。こらえる石田をウラジゴクで投げ飛ばす。すかさずナイトライドを爆発させたが、石田も3カウントを許さない。スリリングな展開に沸く中、T-Hawkは張り手を見舞うと、こん身の逆水平を振り抜いて3カウントを奪った。
T-HawkがG-CLASS初優勝を飾った。試合後、その余韻を引き裂くようにブラスナックルJUNが登場。「なにお前ら2人、エモい感じでやってんだよ。お前らはよ、控え室でことあるごとにDRAGONGATE、DRAGONGATEばっかり言ってよ。なのにリング上では一言も言わねえじゃねえか。俺はよ、WRESTLE-1の名前は出さねえぞ。いつまでも過去のことを言わねえぞ。一番大事なのは今じゃねえのか?」と糾弾すると、「俺とロック(岩崎)でお前らの持つタッグベルト挑戦するぞ。7・1有明で俺たちに挑戦させろ。いいか?」と石田&KAZMAの保持するG-INFINITY王座への挑戦を要求した。
見かねたG-REX王者のリンダマンがそんなJUNをジャーマンで排除すると、石田がマイクを持つ。「また大事なところで負けたな。T-Hawk、負けたけど清々しいな、お前は。お前とGLEATに来てシングルは2回目か。2回やって、2回とも負けてるけど、俺はお前に勝つまで諦めんぞ。覚悟しとけ」とT-Hawkに言い放つと、返す刀で「せっかくいい空気のこの試合のあと、空気ぶち壊して、お前、客引いとるやんけ、コラ! ブラスナックル!! お前、乱入するならもっと派手なことしてくれ。まあ、ええわ。7・1、今日負けたから、俺も予定空いてるやろ。お前らとタッグタイトル懸けてやったるわ」とJUN&岩崎組とのタイトル戦を受諾した。
石田に「お前が締めろ」と託されたT-Hawkは「石田、3年経って、またお前とシングルやって、ちょっとお前とシングルやると俺の体に悪いからさ。また3年後でもいいか? そしたら俺もまだまだこのGLEATのリングでプロレスラー最低3年はできそうだからよ。また1対1で清々しいシングルマッチやろうぜ。ありがとう」と3年後の再戦を呼びかけつつ感謝を示した。
そして、G-REX王者・リンダマンに視線を向けると、「リン、お前も今の試合見てたと思うけど、2026 G-GLASS優勝者はこの俺、T-Hawkだ。新宿そうだろ?」と叫んで歓声を呼び込んだ。「リン、次、俺が狙っているもん、わかるよな? ひとつ言っておくよ。お前はちょっと強くなりすぎたよ。機械みたいなプロレスラーになっちまったよ。俺がお前をもう1回人間らしい、林悠河らしいプロレスラーに戻してやるからよ。俺とそのベルトを懸けて、1対1の勝負やってくれ。お願いします」と挑戦表明した。
その言葉を受けて、リンダマンは「先輩。いつもT-Hawkは最高です。今日のメインイベントも決勝に相応しい試合でした。俺は『正直、どっちが上がってきても嬉しいな』って言おうと思ってたけど、本当のところを言うと、T-Hawkが上がってきてくれて、本当に俺は一番嬉しいですよ」と本音を吐露。「人間らしいリンダマンから強くなりすぎたとは思わないけど、確かにちょっと機械っぽいっていうか。俺も変わっちゃったかもしれないですけど、逆に言わせてもらいますよ」とT-Hawkへの思いを口に。
「先輩は歳取って優しくなったっすよ。ファンのみんなにも、裏見てたらバックステージでもみんなに優しい言葉をかけて。だけど、俺はそんなことしなくても、先輩が一番優しいの知ってるから。俺は昔からいっぱいぶん殴られても、先輩が優しいこと知ってるから」と告白すると、「だからさ、7月1日、5周年の有明では今まで通り、このリンダマンだけはぶっ飛ばしてくれ。ぶん殴ってくれ。バチバチの優しいT-Hawkを期待してますよ」と求めた。
さらに、「俺はいろんなことやってきた。先輩の付き人みたいなこととか、リング上に上がってただただ喋ることとか、喋ってすぐ負けることとか、顔にペイント塗ったりとか、チャンピオンとか、いろいろやってきたけどな、俺がまたやったことないことなんだと思います? スーパースターですよ」と断言。「俺は明確に7月1日、T-Hawkを超えてスーパースターになる。自分に逃げ道を全部なくしてやるからな」と不退転の覚悟を示すと、「T-Hawk、G-REXタイトルマッチ素晴らしい試合にしましょう」と投げかけ、T-Hawkとガッチリ握手を交わした。
リンダマンがリングを去ると、T-Hawkは「後輩2人があんなマイクして、みんなワーッて沸いてるから喋ることないんだけどさ。石田の言葉もリンダマンの言葉も、そして今日会場で石田にしろ、俺にしろ、他の選手にしろ、こうやってお客さんから声援もらっているのも俺は当たり前じゃないと思うし。俺だって今日こうやって試合はできたけど、次できるかわからないし。プロレスってそういうもんだから。だからこそ今日という日を1日一生懸命、皆さんと共有できて、俺は本当によかったです」と笑顔を見せた。
「ごめん。俺はまださ、正直、GLEATっていうもんを探してるから。今日のところはいつもの『GLEATしようぜ』じゃなくて、皆さんにこん身の『ありがとうございました』で締めたいところなんだけど、7月1日、リンダマンとのタイトルマッチに勝って、チャンピオンとして、みんなで一緒にその時はGLEATしてくれますか?」とGLEAT締めを次回に持ち越すと、大きな拍手の中で「今日のところは本当にありがとうございます。これからもプロレスを、GLEATをよろしくお願いします。本日はご来場ありがとうございました!」と締めくくった。
【T-Hawkの話】「いやあ、優勝しちゃったよ。リング上でさ、石田とリンダマンがああやって言ってくれてうれしいけど、この先が大事なんであってさ。じゃあたとえば今日セコンドで見てた、20日にデビューする山本(丈)とかがさ、優勝トロフィーとか、リンダマンが持ってるG-REXが欲しいとか、そう思わせる団体にしていかないと。正直、今、俺、誰がチャンピオンだったか、たまにぼやけることがあって。確かにリンダマンは凄いレスラーだし、俺は尊敬してるよ、正直あいつのこと。だけど絶対的なチャンピオンっていう像が今なくて。でも5年だしさ。でも俺たちには時間がなくて。だからこそ一日一日が大事で。となると7月1日で…リンダマンが今、機械みたいに強くなっちゃってさ。あいつも少し成長したかもしれないけど、人間らしさがなくなったと思うんだよ。それを取り戻せるのは俺しかいないと思ってるし、あいつを18歳の時から知ってる俺があいつのことは一番分かってると思うし。あいつにプロレスの楽しさとか、そういったものとか…今、SNSとか客数とかいろいろあると思うよ。だけど俺たちさ、プロレスを好きでやってるじゃん。シンプルにさ。そこなんじゃないかな? 俺はそう思うよ。俺が一番楽しんだと思うよ、今日プロレスというものを。そしたら自ずとお客さんとかプロレス界とか…わかるよ。Xがどう、インスタがどう、表紙がどう。言いたいことすっごい分かる。俺たちはプロだから。だけど俺はプロレスが好きで、カッコよくて小学校5年生からこの世界に憧れて、仕事にして、プロになって。俺は尊敬してんだ。プロレスラーのこと、プロレスのことを。だからこそ、この好きって気持ちをしっかり持ったまま、俺がこのままこのGLEATでプロレスラーとして、しっかりこの先も歩んでいきたいと思います。7月1日はリンダマンにすべてをぶつけます。ありがとうごさいました」
【リンダマンの話】「G-CLASSも厳しい戦いだったけど、今日のG-CLASSも結局、優勝したのはT-Hawkということで、7月1日、有明でG-REXタイトルマッチはリンダマンvsT-Hawk決定ですね。GLEAT5周年記念。JUNとかも過去の話より今が大事とか、過去の話はダメとか。俺、全部大事だと思うんだよ。これ日本人的発言かもしんないけど、全部大事だと思う。みんな言い訳とかさ、今の世の中がこうでとかさ…もともと特別なオンリーワン的なさ、分かりやすいナンバー1を目指さないと。みんなスターになりたいとか、そういうヤツいなくなっちゃったと思う。俺は俺なりに、俺の場所で、俺の仕事みたいな。そんなヤツらばっかりじゃ面白くないから。プロレスラーは一般社会人じゃないんだよ。俺は全部取りにいくよ。お客さんだって有明、いっぱい来てほしいし、満杯になってほしいし。一番強くなりたいし、一番でかくなりたいし、一番モテたいし、一番金持ちたいし。全部取りにいくよ。スターってそういうもんだから。一般の人たちには到底手の届かない、そんなスター。エル・リンダマンなりますよ。だけど俺たちはそういう人たちに憧れて今、このリングに立って幸せな気持ちになってプロレスやってんだ。痛いのもつらいのも全部幸せなんだ。俺は全部幸せで全部楽しいんだよ。これを他のプロレスラー、後輩、周りの人たち、大人、子供、全世界中に向けて目指すべき指針となるからな。明確なスター、エル・リンダマン、7月1日、5周年記念でT-Hawkを超えてから始まります。楽しみにしといてください」

