『RAINBOW GATE 2026』東京・後楽園ホール(2026年6月4日)
○シュン・スカイウォーカー&豹vs田中良弥&吉岡勇紀×
欠場中だったシュンがサプライズ復帰を果たすと、試合後に「シュン・スカイウォーカーは天に帰る。すなわちDRAGONGATEを退団する」と表明。同期の豹、吉岡、Ben-Kからのメッセージを受けると、翌日の後楽園大会出場を宣言し、「シュン・スカイウォーカーのDRAGONGATEでの戦いをお前たちのその胸に焼き付けろ」と吠えた。
シュンはPSYPATRA解散が決まった4・26名古屋大会の金網6WAY戦を最後に「元々の負傷箇所であった右足首の状態の悪化」を理由に大会を欠場していた。この日、新日本プロレスの『BEST OF THE SUPER Jr.』に参戦し、公式戦を完走したばかりの豹のパートナーXとしてサプライズ登場。D'Courageの吉岡&田中と対戦した。
欠場中のBen-Kも豹のセコンドとして姿を見せ、図らずも同期のシュン、豹、吉岡、Ben-Kが揃う形に。約1ヵ月半ぶりの復帰戦となったシュンは因縁を引きずる吉岡と序盤からスピーディに火花。再び対峙すると、一転して今度は打撃戦でせめぎ合う。傍若無人に振る舞いながらも、豹とのチームワークは機能。シュンはエルボーで吉岡を滅多打ちにし、ブラスターでぶん投げると、カットに入った田中をブレーンバスターで倒れる吉岡に叩きつけた。
吉岡がドロップキックで一矢報いると、田中が躍動して逆襲。吉岡も加勢し、打撃技の連発で豹を追い詰める。しかし、余裕を崩さないシュンがSSWで田中を場外に排除すると、豹も吉岡の猛攻をしのぎ、四つん這いになってリングを走り回ってかく乱。そこからサムソンドライバーで吉岡を仕留めた。
試合後、待っていたのがシュンの衝撃発言だった。マイクを持って「シュン・スカイウォーカーだ。俺は今日、このリングに戦いを求めてきた。そして、今まさに戦いはこのリングにあったな」と語ると、拍手が巻き起こる。そして、「そしてもう1つの目的。このリングに立って言わないといけないことがある。いや、言うべきことがあるんだ。シュン・スカイウォーカーは天に帰る。すなわちDRAGONGATEを退団する」と宣言した。
場内は騒然となると、慌てて斎藤了GMがリングインして「勝手なこと言うな」「リング上は何でもありじゃねえんだぞ」と止めに入る。それでもシュンは「リング上は何でもありだろ!」と主張。「今、返事をくれなんて言ってない。ただ、シュン・スカイウォーカーはその報告したまでだ。お前にそれを決める権利はないだろ。シュン・スカイウォーカーは天空に帰る」と改めて通告した。
すると、パートナーを務めた豹がマイクを手にし、「おい、シュン。急すぎるだろ。全員心の準備も何もできてねえよ。特にこの俺の心の準備ができるわけねえよ!」と思いの丈をあらわに。それでも「俺とシュン・スカイウォーカー、俺たち2人ならプロレス界のトップを取れる、そう思ってたよ。でもな、お前が天空に帰ってやるべきこと、やることは決まってんだろ。プロレス界のトップを獲りにいくんだろ、てめえは」と一定の理解を示すと、「お前はな、天空かもしれねえけど、この俺は人間を辞めた獣の豹だ。お前とは違って、俺は地に足付いて俺のやり方でプロレス界のトップを目指す。その時はお前からこの俺に会いに来い!」とメッセージを送った。
試合を見守っていたBen-Kも「シュンがついに羽ばたく時が来たな。おい、シュン。これだけは言ってやるよ。何の心配もいらねえよ。DRAGONGATEには俺がいる」と断言。「俺のやり方で必ず這い上がってやるよ。その時が来たら、またやろうじゃねえか。またな、シュン」と将来的な再会を呼びかけた。
試合で敗れた吉岡は「てめえがXで出てきた時からなんかあんだろうとは思ったけど、そんなことかよ。しょうもねえな。おめえにはな、坊主にもさせられたし、ドリームも獲られた。いろんなことされたよ。おめえはぜってえ許さねえし、水に流すことはねえよ」とこれまでの遺恨を振り返り、「ただ、1つ言えることは、お前は俺の…いや、俺たちの同期だ。天にでもどこにでも行っちゃえよ。ただ、おめえにはこれからもぜってえぜってえ負けねえから」とライバル心を示した。
同期3人の想いを受け取ったシュンだったが、「お前ら、随分と飲み込みが早いな。俺にはな、強がってるけど、背中を押してるように聞こえたぞ。お前たち同期に一言言うんだったら、それが甘いんだよ」と感傷的なムードを切り裂く。「シュン・スカイウォーカーに届かずして、地下深くでゴソゴソやってる。シュン・スカイウォーカーの足元にも手をかけること、見ることすらできないお前たちが、シュン・スカイウォーカーに何のエールを送ってるんだ。甘いんだよ。身の程をわきまえろ。甘いってこれは本音だ。お前たちのやり方が甘いんだよ。だから、シュン・スカイウォーカーに勝てないんだよ」と幾度となく「甘い」と強調した。
「勘違いするなよ。シュン・スカイウォーカーは天に帰る。だからといって、お前たちのこのリングでのレベルが相対的にも上がるわけじゃないんだよ。お前たちはシュン・スカイウォーカーがいなくなったからといって、お山の大将はできなんだよ」とレベルの差も指摘し、「不意にシュン・スカイウォーカーは影を差すぞ。お前たちがのうのうとこの戦いをリングで続けることはできない。いつだってシュン・スカイウォーカーはいる」と意味深に続けた。
そして、「DRAGONGATE最後の試合が今日の試合、俺はそうするつもりはないよ。明日もこのリングでシュン・スカイウォーカーは戦う」と翌日の後楽園大会出場も明言。「見ている人間たちもそうだ。同期を名乗るお前たちも、そしてジェネラルマネージャー・斎藤了、お前もそうだ。シュン・スカイウォーカーのDRAGONGATEでの戦いをお前たちのその胸に焼き付けろ」と締めくくった。
突然の退団表明に対して斎藤GMは反発を見せており、すんなり退団が認められるのか、認められたとしてラストマッチがいつになるのか現時点では不明だが、それでもシュンが新たな道に進むことは決定的となった。

