『RAINBOW GATE 2026』東京・後楽園ホール(2026年6月4日)
アジアタッグ選手権試合 ○ISHIN&加藤良輝vs神田裕之&堀口元気×
“チーム204キロ"ISHIN&加藤が堀口&神田を破り、約5ヵ月ぶりにアジアタッグ王座を奪回し、タッグ三冠王となった。試合後、次期挑戦者の“アツハヤ"青柳亮生&ライジングHAYATOと舌戦を展開。さらに、翌日の後楽園大会で行われる我蛇髑髏同門対決に向けて、亀裂が生まれている箕浦康太&ジェイソン・リーに対して「終わらせてやる」と通告した。
昨年大みそ日に開催された全日本プロレス代々木大会でISHIN&加藤はアジアタッグ王座を奪取。日本最古のベルトがDRAGONGATEに流出する形になった。その後、王座は望月成晃&ドン・フジイ、そして堀口&神田に移動。ISHIN&加藤が奪回に名乗りを挙げると、5・8後楽園大会で行われたJACKY KAMEI&Riiitaとの挑戦者決定戦で勝利し、今大会のタイトルマッチに駒を進めてきた。
5・23札幌大会ではKAMEI&Riiita組との再戦でも勝利し、ツインゲート王座&御万人王座「双琉王」を奪取。タッグ3冠を狙ってタイトル戦に臨んだ。全日本プロレスの和田京平レフェリーが試合を裁いた。
圧倒的な自信とパワーを武器にラフファイトを展開するISHIN&加藤に対し、猛威をしのぎながらベテランらしいテクニックで抵抗する堀口&神田という展開に。堀口は長時間ローンバトルを強いられたが、意地のショルダータックルでISHINを打ち倒すと、変わった神田も同士討ちや自爆を巧みに誘って奮戦。神田のトペスイシーダ、堀口のトペコンヒーロが立て続けに決まった。
簡単に逆転するチーム204キロに対し、堀口&神田はそのたびにチームワークで対抗。接戦に持ち込む。パワーの差はいかんともしがたい状況だったが、堀口は頼みの綱であるバックスライド・フロム・ヘブンをしつこく仕掛けた。スキを突いて丸め込むと、強奪したパウダー攻撃が誤爆に終わってもその直後にクルリ。しのがれても大技ラッシュを受けても大逆転を狙ってまたまた押さえ込む。なおも再びバックスライドの体勢に入ったが、踏ん張ったISHINはそのまま堀口を背負って、変型ニーアッパーをズバリ。強烈なラリアットを振り抜くと、最後は人誅で3カウントを奪った。
粘りに粘った堀口を仕留めて、ISHIN&加藤が約5ヵ月ぶりにアジアタッグ王座を奪回。これでタッグ三冠王となり、名実ともにDRAGONGATEタッグ戦線の頂点となった。
そんな2人の前に現れたのが全日本プロレスの亮生&HAYATOだった。2人は全日本マットで行われたトーナメント『ゼンニチJr.タッグフェスティバル』を制覇。全日本6・18後楽園大会で今宵の勝者に挑戦することが決定していた。
2人を前にした加藤はマイクを持つと、「誰かと思えば、全日本プロレスの青柳亮生選手にライジングHAYATO選手、ようこそDRAGONGATEへ」と不敵な笑みを浮かべる。「DRAGONGATEのツインゲート、琉球ドラゴンプロレスリングの双琉王、そしてそして、第131代アジアタッグチャンピオン、ISHINと加藤良輝だ」と改めてあいさつすると、「随分全日本プロレスさんにはお待たせしちゃいましたね。ただし、1つだけ朗報があるぞ。俺たちチーム204キロは大みそ日の時より遥かに強え」と豪語。「今日、ここに来たということは、DRAGONGATE一お喋りのチーム204キロの前で、DRAGONGATEのリングで、アツハヤのマイクを聞かせてもらえるということでよろしいですか? 素敵なアピールお待ちしています」と上から目線でマイクアピールを要求した。
亮生は「やりづれえな! 渡し方ひどすぎるだろ」とぼやきつつ、「加藤選手、ISHIN選手、最高にカッコよかったです。そんな最高なタイトルマッチのあとに大変申し上げにくいのですが、いいニュースと悪いニュースがDRAGONGATEファンの皆様にございます」と語り始める。
「まずはいいニュースのほうです。こんな最高なタッグチャンピオンとアツハヤが6月18日後楽園ホール大会で過去最高のアジアタッグ選手権をするということです。そして、悪いニュースですが、6月18日後楽園ホール大会、チケットが完売しております。今日ここで皆さんに『会場にお越しください』って言って帰ろうと思ったんですが、ございません」と陳謝。「しかし! なんと6月18日後楽園ホール大会は全日本プロレスTVという月額900円のサブスクのほうでライブ配信を行います! 皆様、ご登録して6月18日、応援のほどよろしくお願いします」と全日本プロレスTVをちゃっかりPRした。
亮生は「青柳亮生ばっかり喋っててもしょうがないでしょ。ライジングHAYATO選手から一言だけ。DRAGONGATEファンの皆さん、そしてチャンピオンチーム、よく聞いとけ」と煽ってパートナーにマイクを向けると、HAYATOは「アジアタッグ返して」と本当に一言だけアピール。間髪入れずに亮生は「そういうことだ!!」と吠えると、2人はリングを去っていった。
ここで、菊田が「ISHIN、良輝。ちょっと時間借りるぞ」とマイクを手にすると、試合で敗れた堀口&神田に望月&フジイを加えたベテラン4人を「もうこのリングを降りる準備はできたか。もう今日で最後にしていいか。このリングを去るものも言えば、いつまでもいつまでもダラダラダラダラと居続けるお前らもいる。消えてくれねえか」と糾弾。姿を現した望月が「俺らがその言葉を何年言われてきてると思ってんだよ。10年前、いや、20年前ぐらいから言われたたな、俺はな。でもな、俺らはこうして生き残ってんだよ。お前らやれるなら、実力で消してみろよ」と応戦すると、菊田は「来月後楽園で消してやるわ」と言い放ち、禍根を残していた菊田とベテランたちの対決の舞台として7・2後楽園大会が浮上した。
舌戦が続いたなか、最後にマイクを持ったのはISHINだ。「よし、ベテランが帰ったところで、三冠チャンピオンになったチーム204キロ、お喋り金髪黒豚担当のISHINが締めようじゃねえか。ハハハ」と高笑いすると、「おい、よっちゃん、相棒、最高のパートナーを手に入れて、俺は最高に幸せだな、おい」とパートナーを称賛。そして、話題は翌日の後楽園大会に。
アジアタッグ王座を巡る戦いの中で、我蛇髑髏のISHIN&加藤と箕浦&ジェイソンの間には深刻な亀裂が入っており、それを解決すべく翌日には「菊田&箕浦&ジェイソンvsKAI&ISHIN&加藤」の同門対決が組まれている。ISHINは「うちのKAIにも、うちのリーダーの菊田にも散々迷惑かけやがって。箕浦&ジェイソン、明日はわかり合うつもりも馴れ合う必要もねえ。明日は俺と良輝が箕浦康太とジェイソン・リーを終わらせてやるからな」と抹殺を予告。「明日、後楽園の天井を見つめているのは箕浦康太&ジェイソン・リー、そして勝ち名乗りを上げているのはISHIN&加藤良輝のチーム204キロだ!」と叫んで、波乱続きの後楽園大会は幕を下ろした。

