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全仏オープン4強入りの20歳新鋭メンシク、躍進の背景に元王者ジョコビッチとの特別な絆<SMASH>

全仏オープン4強入りの20歳新鋭メンシク、躍進の背景に元王者ジョコビッチとの特別な絆<SMASH>

現在開催中の「全仏オープン」で、チェコ人男子選手として史上最年少となる四大大会ベスト4進出を果たした20歳の新鋭ヤクブ・メンシク(現世界ランキング27位)。フラットで伸びのあるストロークや巧みなラケットタッチを武器に躍進を続ける彼は、あるレジェンド選手と非常に良い関係性を築いているという。

 その人物とは、四大大会24勝を誇る元王者ノバク・ジョコビッチ(39歳/現4位)。きっかけはメンシクがツアーで頭角を現す前に、ジョコビッチが母国セルビアで運営するテニスアカデミー「ノバク・テニスセンター」での練習に招待したことだった。

 現地時間6月2日に行なわれた準決勝で19歳の新星ジョアオ・フォンセカ(ブラジル/現30位)を6-4、6-3、7-6(3)で下し、自身初の四大大会4強入りを果たしたメンシクは、今大会3回戦でフォンセカに敗れたジョコビッチとの関係について、試合後の記者会見でこう言及している。

「ノバクとの関係は、本当に特別なものだ。過去も今もそれは変わらないし、僕はそのことにとても感謝している。彼が練習に招待してくれた当時の僕は、四大大会はおろか、まだツアーにすら参戦していないジュニア選手だった。それでもノバクは、僕に何らかの可能性を見出してくれたのだと思う」
  ジョコビッチと共にした練習は「本当に素晴らしい経験だった」と、20歳は深い恩義を口にする。その時にレジェンドから授かったアドバイスは「プロツアーの仕組みを理解するためのものが中心だった」という。

「実際に経験を積み、四大大会を戦うようになった今になって振り返ってみると、あの練習で得た経験は僕にとって重要な転機だった。今のようなプレーができるようになったのもそのおかげだと思っている」

 ちなみにメンシクがプロ選手となってから、両者は過去2度ツアーで対戦している。初対決となった2024年10月の「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000)準々決勝ではジョコビッチが勝利したが、昨年3月の「マイアミ・オープン」(ATP1000)決勝ではメンシクが勝利し、ツアー初優勝を四大大会に次ぐグレードのマスターズで達成する離れ業をやってのけた。

 さらには今年1月の「ASBクラシック」(ATP250)も制覇し、3月には世界ランキングで自己最高の12位を記録。今大会での活躍も含め、勢いはとどまることを知らない。それを踏まえると、メンシクに可能性を見出していたジョコビッチの見立ては間違っていなかったようだ。

 なおメンシクは初の四大大会決勝進出を懸けて、現地5日に予定されている準決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/現3位)と対戦する。悲願の頂点まであと2勝。チェコ男子テニス界に新たな歴史を刻めるか、次戦の戦いぶりにも注目だ。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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