90歳の現役おばあちゃん画家の受賞作品がInstagramに投稿されました。巨大カンバスに描かれた渾身の大作と画家としての苦節が「びっくりするくらい素敵です」「言葉が出ない」と反響を呼び、記事執筆時点で76万回以上再生され、3万4000件以上の「いいね!」を集めています。
動画を投稿したのは、90歳の油絵画家・石川静さんの活動を伝えているアカウント(@ishikawashizu)です。
動画は、石川さんが自分の背丈以上もある巨大なカンバスを裏向きで支えているところから始まります。重そうなそれをゆっくり表に返すと、牛の頭蓋骨や赤い布、闘牛のポスターが大胆に配置された油絵が現れました。
この作品の名は「鎮魂歌(レクイエム)」。これには“自分を封印する”という意味が込められており、2015年には第42回MAF展で厚生労働大臣賞を受賞しています。賞を取るのも納得のすばらしい作品に圧倒されますね。
「これを見ると今でも涙が出る」と語る石川さん。この作品を描いたとき、ある公募美術展に出展したところユニークでダイナミックな構成が話題になったといいます。しかし「美大に行っていない人がこんなのを描けるはずがない。先生に描いてもらったんだろう。評価対象外だ」と当時のトップの一声で評価対象外になったということを後から知ることに。作品に添えられた悔しい経緯に「ひどい!」「絵画の世界にも妬みがあるんですね」と悲しみへの共感が集まりました。
今なお現役で活躍するおばあちゃんの渾身の大作に、「えぇ! 凄い世界観!」「素敵すぎます」「尊敬します! 俺一生絵を描き続けます」「素晴らしいとしか言いようがない。応援します」「大胆な構図 素晴らしいです」という反応が寄せられています。
また、おばあちゃん自身について、「体力、気力ともにすばらしい」「描かれた絵も素晴らしいですが、おばあちゃまの笑顔がとても魅力的です」という声も上がりました。
石川さんは1935年生まれ。絵画教室で油絵を始め、1975年には洋画家に師事。80年代には展覧会への出展や個展の開催を経て、絵画教室で後進の指導を始めました。1990年ごろからは海外の展覧会にも出展し、国内外の美術団体の会員となっています。
2026年にも3月18日〜22日の日程で、三鷹市美術ギャラリーにて個展を開催したばかり。5日間で350人が来場し、各日とも開場から閉場時間まで石川さん自身がエネルギッシュに対応しました。
記事執筆現在で次回の個展は決まっていませんが、7月11日〜26日(12時から19時、木曜日は休廊)に三鷹市の「ぎゃらりー由芽」で開催されるグループ展「第2回みたかの仲間展」で新作の発表を予定しています。また、個展展示作品を中心としたARTSHOPサイトも近日公開予定。気になる人はのぞいてみてはいかがでしょうか。
動画提供:Shizu Ishikawa(@ishikawashizu)さん

