
川口春奈が主演を務め、高杉真宙が出演する映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(10月2日[金]公開)に、松本穂香らが出演することが発表された。
■実話をもとにした、隣にいる人をもっと大切にしたくなるラブストーリー
原作は、バラエティ番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系)の「結婚式の旅」で密着された様子が、“涙が止まらない実話”として共感を呼んだ遠藤和(えんどう・のどか)さんのベストセラー手記「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」。
2018年、青森。当時21歳の和さんに宣言されたのは「ステージ4の大腸がん」。それでも和さんが離さなかったのは、夫・将一氏、そして生まれてくる子どもへの愛だった。「絶対、別れない」、将一さんのその言葉を胸に、過酷な運命に抗いながら、24歳で旅立つその日まで、誰よりも「今」を全力で生きた。
本作は主演の川口、共演の高杉らキャスト陣と、「溺れるナイフ」(2016年)などで繊細な感情表現と映像美を評価される山戸結希監督らスタッフが魂を込めて、愛の記録を描く。隣にいる人を、もっと大切にしたくなるラブストーリーとなっている。
■主人公・和の家族や友人を演じるキャストが公開
このたび、主人公・和を支える家族、友人などを演じるキャスト陣が公開された。和を見守り、常に笑顔が絶えない温かい家族・櫛引(くしびき)家。しっかり者で闘病中の姉に気遣い続ける次女・遥を松本、姉2人を慕い、あどけなさが残る末っ子・結花(ゆうか)を中島瑠菜が演じる。
そして、愛情たっぷりに3姉妹を育て、わが子を支える両親役、大黒柱として家族を支える父・真悟をデビット伊東、娘の本音を誰より理解し、幸せを願う母・美智子を小林聡美が演じる。
さらに、将一を気にかける会社の先輩・木本文太を笠原秀幸、和と回転寿司店で一緒に働く気心の知れた友人・澤夏子を清水くるみ、回転寿司店の店長・磯田茂を東京03の豊本明長、遥の恋人で共に和と将一を支える佐野拓海を一ノ瀬颯、和の担当医・内藤静香を星野真里、和と同じがん患者ながら、奔放な姿が和に影響を与え心の支えとなる友人・飯島ひかりを森田望智が演じる。
■主人公・和の家族“櫛引家” キャストコメント
松本穂香/櫛引遥役:今回わたしは、川口春奈さん演じる遠藤和さんの妹・遥さんを演じさせていただきました。これほどまでに、たくさんの方の想いを感じながら作品に参加したのは初めてかもしれません。現場に行く度に変わっていく川口さんの姿や、和さんのご家族と実際にお会いさせていただいて感じた想い。山戸監督が伝えてくれた大切な言葉や演出の数々。それら全てを感じながら、遥さんを演じさせていただきました。たくさんの方にこの作品が届くことを願っています。
中島瑠菜/櫛引結花役:今回、結花を演じることが決まった時は、とても嬉しい気持ちと同時に、“家族”という身近で大切なテーマだからこそ、丁寧に向き合いたいという想いが強くありました。撮影現場は本当の家族のように温かく、結花としてこの家族の中で過ごせた時間は、私にとってもかけがえのないものになりました。この作品は、“大切な人がそばにいてくれること”や、“何気ない日常”の尊さを改めて感じられる作品だと思っています。悲しさだけではなく、人を想う優しさや愛情もたくさん描かれているので、見終わったあとに大切な誰かを思い浮かべたり、会いたくなったりするような、そんな作品として皆さんの心にそっと残ったら嬉しいです。
デビット伊東/櫛引慎吾役:この話をいただき、今の自分にこの役ができるのか?自問自答…何度も断ろうとした日々。撮影現場に入り、この映画の全てのスタッフ、役者の皆さんと話し、心のどこかに櫛引慎吾が生まれました。演じるのではなく、撮影があるなし関係なく「みんなの側に居よう」、川口春奈さん演じる「のどか」の生き様を、櫛引家の家族、将一君を出来る限り支えよう。初日から暑く、何処にいても暑いんです。いい意味で「困った作品です」。泣きました。溢れてくるんです。遠藤和さんは、今も私達の心の中で生きています。
小林聡美/櫛引美智子役:魅力的なキャストのみなさんとの共演、瑞々しい作品を紡ぐ山戸監督との撮影が、とても楽しみでした。撮影中はとにかく信じられないくらい暑くて、家の中の撮影は全身がとけるかと思うほどでした。監督は撮影時、つねに私たちにどんなシーンを撮りたいかを粘り強くお伝えになって、そんな情熱に全員で応えたい、という熱さもあったのかもしれません。そんな私たちの熱が、甘苦くて、美しい作品に昇華されました。最後まで生き抜く覚悟と勇気、家族へのゆるぎない愛情。どうぞ劇場で体感していただけますように。
■和と将一を支える人々を演じるキャスト6人のコメント
笠原秀幸/木本文太役:高杉真宙さん演じる将一を見守る、会社の先輩・文太を演じさせていただきました。生きること。生まれてくること。それでも、生きていくこと。作品を通して、何度もその意味を考えさせられました。現場には山戸監督をはじめ、スタッフ・キャストの皆さんの真摯な思いが溢れていて、その積み重ねがこの作品の力になっていると感じています。この作品に参加できたことを心から光栄に思います。ぜひ劇場で、この作品を受け取っていただけたら嬉しいです。
清水くるみ/澤夏子役:山戸監督の演出は、文学的でとても美しい言葉で表現されるので、最初はその独特な表現に驚くこともありましたが、実際に演じてみると不思議としっくりきて、それが山戸監督の世界観になっているのだと感じました。以前からご一緒してみたかった監督でしたし、今作に携われたこと、とても幸せです。長回しや構成を含め、ドキュメンタリーのような臨場感があり、“泣ける映画”という言葉だけでは括(くく)れない作品になっていると思います。最後まで強く生きた和さんの人生に女性としても背中を押されます。ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。
豊本明長/磯田茂役:ある撮影日、現場に入るとセリフの修正箇所が書かれた台本のコピーの紙をスタッフさんに渡されました。その紙を見ると、書き直したセリフだけでなく、山戸監督から手書きで、修正の意図と撮影に参加してくれた感謝の言葉が書かれていました。その監督の丁寧さや優しさが、温かい光に包まれた映像に反映されていると思います。優しくて温かい。そんな素敵な作品に参加させていただいて、本当にありがとうございました。
一ノ瀬颯/佐野拓海役:我々役者に丁寧に寄り添ってくださる山戸監督とまたご一緒できたことが、とても嬉しかったです。監督の細やかなお気遣いと優しさがあるからこその、素敵な映像になっていて、物語に引き込まれ、とても感動しました。ぜひ、登場人物みんなの生き様を見届けていただき、拓海のことも見つけてくれたら嬉しいです。
星野真里/内藤静香役:出来上がった作品を観て、たくさんたくさん泣きました。上映後にお会いした山戸結希監督を抱きしめずにはいられませんでした。心はとても暖かく、私は私の命を感じることができました。和さんの思いを受け止めた多くの方々によって、その命の日記は今もまだ続いています。その1ページに参加させていただけたことが本当に嬉しいです。生まれてきてくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。今日もその言葉を娘に伝えられる幸せに気づかせていただき、ありがとうございます。ぜひとも映画館で、始まりから終わりまで余す所なく見届けてください。
森田望智/飯島ひかり役:「24年間でいまが一番しんどいけれど、一番幸せ」。以前から原作を読んでおり、その言葉がずっと心に刺さったままでした。お話を頂いた時に、そんな和さんの見ていた景色を少しでも近くで感じてみたいと強く思ったのを覚えています。川口春奈さんが和さんとして、全身全霊で身を削りながら“生”を出力している姿に胸が苦しくなりました。その強さはあまりにも美しく、生きることとは本当はどういうことなのか、痛烈に問われている時間でした。山戸監督の魔法のような一言一言がひかりを七色に輝かせてくださり、私が当初思っていたよりもよりひたむきに、より泥くさく、生きることの答えをひかりを通して少し教えてもらえた気がしています。見てくださるみなさまの胸に、この映画の、和さんの、愛とぬくもりと覚悟がじんわりと届きますように。

