タレントでアーティストの「あの」主演の連続ドラマ「わたしの相殺日記」(テレ東系/全4話)が2026年6月5日(金)深夜24時52分から放送される。同作は、先行き不透明な世の中で自由になろうと決意したマイペースな主人公・桜庭萌(演:あの)が「今を幸せに生きる」をモットーにほんの少し前向きに生きるコメディタッチのハートフルストーリー。
あのにインタビューを行い、地上波ドラマ単独初主演を務める心境と、今後の俳優としての意気込みを聞いた。
■地上波ドラマ単独初主演、ラフでポップな主人公を「ぜひやりたい」
――地上波ドラマ単独初主演、おめでとうございます。オファーを受けたときの心境から教えてください。
オファーを受けたときはすごく嬉しかったです。地上波で単独主演はやったことがなかったので、期待感もあり、がんばりたいなとすごく気が引き締まりました。
――目の前に立ちはばかる壁を「相殺」という自己流の「言い訳材料」を使って乗り越えていくという独特な主人公ですが、脚本を読んだときの率直な感想はどのようなものだったのでしょうか。
自分らしく生きることの大切さが最終的にすごく伝わってくる脚本で、しかも、押し付けがましくないというか、重たくないというか、すごくラフに楽しく伝わってきました。また、そういう生きる術をポップに伝えているところは、音楽とも似ているなと思いました。ぼくも楽曲で伝えたいことをめちゃくちゃポップに書くことがあるので、その感じにすごく共感して、ぜひやりたいと思いました。
■家のシーンではだらけまくり!?「おじさんっぽくやること」も意識
――撮影の方はどうでしたか?
今までは原作がある作品が多くて。けど、今回はオリジナルで、撮影しながら役を作っていくみたいなのもほぼほぼ初めてだったので、自由さとか縛られない感じがあって楽しかったです。あと、寝相の悪さとかは、かなりおじさんっぽくやることを意識しました。萌にはしっかり者の弟がいるのですが、弟との差をどんどん出したくて、お家では大幅にだらけて、そこは自分の素の姿でいるような感じにしました。
――苦労はありましたか?
自分がここまでずっと現場にいて、出続けるというのが初めてでした。萌は社会人としてちゃんと働いていた経験があるのでしっかりとしゃべることも多く、セリフでは嚙まないように意識しました。あとは、長セリフを普段の喋り方とは違うように喋ることには苦労しました。
【写真】あのが「わたしの相殺日記」で地上波ドラマ単独初主演■自分を大切にするって難しい・・・主人公との共通点を自己分析

――萌とご自身に共通点はありましたか?
自分がこうしたいと思ったらこうする、みたいなところは似てるなって思いました。いろんなエピソードがある中で、例えばそんなに行きたくないご飯会みたいなものに萌が行って、その後に、ご飯会に行ったことをどう相殺するかを考えている時とかは、自分も同じような経験が何度もあるので、めちゃくちゃ共感しました。
がんばらなくてもいいくらい自分の欲望にしっかり正直に生きるっていうところも似ているなと思いました。でも、自分を大切にするって意外とできなかったり、難しいことだなと思っていて、「萌はけっきょくちゃんとがんばってるよね」って思いながら、励まされている気持ちになりました。
――ご自身は、萌のように何かを相殺することはあるのでしょうか。
そうですね。ゲームとかをめちゃくちゃ朝までしちゃって寝る時間がほぼなくなっちゃうこととかはあります。外でめっちゃ働いたからこそ、自分の時間を確保したいと思って。でも、次の仕事でだらけてしまったらそれはただのマイナスだから、それこそ、倍がんばろうと思っています。
嫌なことがあると嬉しいことがあってほしくて、逆に、嬉しいことがあると嫌なことがあってほしいと思う性格です。なので帳尻合わせみたいなことはけっこうしています。例えば、嬉しいことがあったら、わざと壁に体をこすり付けて痛い思いをしたりとか、雨が降っていたら水たまりに入ってみたりとか。なんか幸せでいると不安になっちゃうみたいな感覚に近いのかなと思います。
■俳優活動への想い、普段の「あのちゃん」とは関係なく「どんな役でもやってみたい」
――主演としてドラマの制作を牽引する「座長」でもあったと思いますが、意識はしましたか?
人とコミュニケーションを取ることがあまり上手にできなくて、これまではドラマの撮影現場などでもあまりコミュニケーションを取っていませんでした。でも、今回はわりと「いろんな方とコミュニケーションを取りながらやろう」という意識があって、そこはちょっとがんばりました。あとは、常に現場にいようと思っていました。撮影では転換セットチェンジのときは待機する部屋に戻ることもありがちですが、今回はたぶんほとんどみなさんのスタッフさんや共演者の皆さんの近くにいて、現場を見させていただいたりして楽しんでいました。
――俳優という仕事の楽しさはどのようなところにあると感じていますか。
自分ではない人になったり、自分では得ることができない感情を持てたりすることがすごく楽しいなと思います。それってやっぱり、俳優さんだけの特権といいますか、面白さだと思いますし、俳優という表現方法もとても魅力的だなと思います。
――地上波ドラマ単独初主演の大役を務められたことで俳優としての注目度も上がっていくのではと思います。今後も俳優活動には精力的にチャレンジしていきたいですか?
お話があればぜひ楽しみたいです。
――実際に演じてみたい役はありますか?
俳優という表現の場所は普段の「あのちゃん」とは関係なく「どんなことをしてもOK」な場所だと思いますので、何でも、どんな役でもやってみたいですね。
■ドラマでしか見ることができない姿もたくさんあります!「シーズン2」への野望も
――作中の萌で注目してほしい点を教えてください。
ナチュラルなお芝居をするシーンも多かったのですが、ドラマでしか見ることができないぼくの姿もたくさんあり、今までの表現方法とは違ったものをみなさんにお見せできるのではないかとワクワクしています。ぼくはめちゃくちゃ楽しかったし、新鮮ですごくやりがいがありました。それが映像にも出てるといいなって思っています。現場でみなさんと「シーズン2をやりたいね」って話していたので、それも抱負としてあります。
――「わたしの相殺日記」の放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。
コミカルといいますか、楽しく気楽に見ることができる映像作品になっていますので、美味しいご飯を食べながら見てもらったり、ゴロゴロしながら見てもらったり、それこそ、何も考えずに気軽に見てもらえたら嬉しいなと思っています。

