ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが肋骨の疲労骨折により、負傷者リスト(IL)登録となった。現地時間6月5日、10日間のIL入りが発表され、メジャー公式サイト『MLB.com』によると復帰予定は「8月頃」と伝えている。
ヤンキースにとっては、チームトップの17本塁打を記録するジャッジの離脱は間違いなく大きな痛手だ。ここから夏場を迎え、ア・リーグ東地区優勝争いも熾烈さを増していく中で当面の間、主砲を欠く戦いを強いられることになる。
また、『MLB.com』ではジャッジが不在となる間、チームのみならずアメリカン・リーグ他球団の順位争いにも影響を及ぼす可能性があると見込んでいる。
5日に掲載されたトピック内で同メディアは、「おそらく誰も真っ先には思い浮かばないだろうが、ジャッジの長期離脱によって最も恩恵を受けるのは、実はア・リーグ中地区のチームかもしれない」などと指摘。現在の中地区は首位のクリーブランド・ガーディアンズから2位シカゴ・ホワイトソックス、3位ミネソタ・ツインズまでが5ゲーム以内の差となっており、4位デトロイト・タイガース、5位カンザスシティ・ロイヤルズの下位チームもワイルドカードを狙える位置につけている。
同メディアは現在の中地区の争いを「混戦状態」と評しており、またそのうちの4球団が来月までヤンキースとの対戦が組まれているとして、「ジャッジ不在のヤンキースは6月と7月に、計16シリーズを戦う予定だが、そのうち7シリーズがア・リーグ中地区のチームとの対戦となる」と指摘。「ガーディアンズと2シリーズ、タイガースと2シリーズ、ホワイトソックスと2シリーズ、そしてツインズと1シリーズだ」と説いている。
そのうえで、ここからの2か月間を展望し、「奇妙な話ではあるが、今夏のア・リーグ中地区優勝の行方は、ヤンキースとの対戦成績が左右するかもしれない。少なくとも中地区の各球団にとっては、ヤンキース相手に結果を残すことで混戦状態のア・リーグのワイルドカード争いから一歩抜け出す足がかりにできる可能性がある」などとも見通している。
今トピックではア・リーグ中地区順位争いへの見解が並ぶも、もちろん、この先もヤンキースが大きく星を落とさなければこれらの主張が成り立つことはない。緊急事態に直面する名門球団はジャッジが復帰するまで、踏ん張ることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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