ピン芸人の中山功太がバラエティー番組の収録中に語った「10年間ぐらいずっといじめられた先輩がいる」と告白してからしばらくが経つが、あの騒動が芸人の間で「ひとごとではない」として波紋が広がり続けているという。
問題の「先輩」とされるサバンナ・高橋茂雄が謝罪し、CM動画が消える「事件」にまで発展したことに、ナインティナインの矢部浩之はこう指摘するのだった。
「中山功太も、あんなことになるとは夢にも思ってなかったと思うし。自分は番組を盛り上げたつもりで言ったのが、こういうことになってしまった」
霜降り明星・せいやも、同じ空気を感じ取っていた。
「(中山は)めっちゃ嫌やと思うで。やっぱり本番中に盛り上げたいっていうのもあったやろし。その人のな、不幸を願ってるわけじゃないから。『いや、そういうことちゃうねんけどな』って思いながら、どんどん自分の意図せんところで広がっていくから」
「ピンとこないねん。どういうこっちゃ、これ」
そして、ナインティナイン・岡村隆史が本音を漏らす。
「我々なんかも生でラジオやらせてもらってますけど、何度か言うてますけど、本当にリスクあるというか。言葉の選択を間違えると、バババッと間違った方向に進んでいき。非常に危険やなぁっていう」
そのうえで、岡村はこうも言うのだ。
「中山功太が言葉の選択、あんな面白い人間がひとつだけチョイス間違えたんちゃうかな。その『いじめられた』っていう言葉ひとつ、選択してしまったっていうね。だから『嫌いな先輩』とかやったら、あれやったねんけど」
舞台に立てば上下関係なく言いたいことを言い、楽屋に帰れば礼儀正しくしろ。そんな芸人としての流儀を語ってきた明石家さんまは、今回の騒動についてこう持論を展開するのだった。
「いじめととるか、イジリととるか。俺らは教えとして捉えてたから、そういう気持ちにも何もならへんしな。俺らの時代の人は、いじめとかどうのこうのって捉えてないな。だからピンとこないねん、ああいうのを見たって。『どういうこっちゃ、これ』って」
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。

