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「20歳になり、ようやくシャンパンを開けられる」小田凱人が全仏車いす4連覇で喜びひとしお!<SMASH>

「20歳になり、ようやくシャンパンを開けられる」小田凱人が全仏車いす4連覇で喜びひとしお!<SMASH>

テニス四大大会「全仏オープン」(5月24日~6月7日/フランス・パリ/クレーコート)は、大会14日目の現地6月6日に車いすテニスの男子シングルス決勝を実施。第1シードで世界ランキング1位の小田凱人が第2シードで同2位のアルフィー・ヒューエット(イギリス)との頂上決戦を6-3、6-3で制し、殊勲の大会4連覇並びに四大大会9勝目を飾った。

 先月8日に20歳を迎えた小田。2024年のパリ五輪で金メダルを獲得し、昨季は全仏オープンとウインブルドン、さらには優勝経験がなかった全米オープンの四大大会3つを制して、史上最年少の19歳3カ月で生涯ゴールデンスラム(全四大大会と五輪を制覇)を達成した。今季もすでに1月の全豪オープンで優勝しており、今度は年間グランドスラム(同一シーズンでの全四大大会制覇)へ向けて順調なスタートを切っていた。

 今大会は1回戦でゴードン・リード(イギリス/現5位)、準々決勝でダニエル・ロドリゲス(ブラジル/同16位)、準決勝で第3シードのマルティン・デラプエンテ(スペイン/同3位)をいずれもストレートで撃破。決勝では元世界1位で生涯グランドスラム(全四大大会制覇)達成者でもある28歳のヒューエットとの対決を迎えた。

 両者は今季だけですでに5度対戦しており、小田の3勝2敗。通算対戦成績でも小田が16勝11敗と勝ち越しているが、実力は伯仲しており、今回も激戦が予想された。

 結果は小田のストレート勝ち。しかし試合自体は決して簡単な内容ではなかった。第1セットは先にブレークを奪うも第6ゲームでダブルフォールトが絡んでブレークバックを献上。それでも20歳は攻撃的な姿勢を貫いて流れを取り戻し、第7ゲームから3ゲームを連取して1セットアップとした。
  続く第2セットではヒューエットの反撃を受け、0-3とリードを許す苦しい展開。しかし王者はここでも動じない。徐々にペースをつかみ、今度は圧巻の6ゲーム連取。1時間20分で再びローランギャロスの頂点に立った。

 車いす男子シングルスでの全仏オープン4連覇は、2007年から10年にかけて同記録を達成した国枝慎吾(元1位)以来の快挙。試合後の記者会見で小田はチームと共に祝杯を挙げる予定だと笑顔で明かした。

「先月で20歳になったので、ようやくシャンパンを開けられるようになりました。今夜は間違いなくチームのみんなとシャンパンを開けます」

 さらに、自身が圧倒的な強さを誇るパリへの特別な思いも口にした。

「この大会はずっと欠場できないような気がしています。パリに来ると、いつも特別な感覚を味わえるからです。自分でも『ここでは絶対に結果を残せる』という気がしています。どうプレーすればいいかもわかっていますし、自分のホームグラウンドのようにも感じます」

 車いすテニス界の新たな歴史を切り開き続ける若き王者の快進撃は、まだ終わりそうにない。年間GS達成まで、残すはウインブルドンと全米オープンの2大会。ここからさらに勢いを増していきそうだ。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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