最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
【獣医の診察室】猫の健康診断「血液検査」で知っておくべき「基準値」と「最も心配な腎臓」の検査項目

【獣医の診察室】猫の健康診断「血液検査」で知っておくべき「基準値」と「最も心配な腎臓」の検査項目

 我が家では3匹の猫の健康診断を定期的にやるようにしているので、直近では半年くらい前には血液検査などもやっているものとばかりと思っていた。
 ところが4月に年に一度の3種混合ワクチン(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症予防)を接種してもらったところ、なんと血液検査は2025年2月が最後で、1年以上もやっていなかったことを獣医に指摘された。

「やらなくても大丈夫だと思いますけど。ただ、ガトーちゃんがね…」
 先生がそう心配している。「ガトー」というのは、3匹のうちのいちばん年上の猫で、2年ほど前から体重が10キロを超えている。マックスは昨年9月の10.54キロだ。
 それが今年2月には、10キロを切る10.08キロまでダイエットに成功した。しかしその後にリバウンドして、4月には10.3キロに。そんなわけで先生には、もう少し痩せてほしいと、いつも言われている。

 そこで5月にガトーともう1匹、いちばん下の猫「そうせき」の血液検査をお願いすることにした。
 5月23日、検査結果が出たという連絡があって、動物病院に結果を聞きに出かけた。先生の顔が明るいので何ごともないことは想像できたが、超肥満体のガトーが健康体だというのがなんとも不思議だった。
「ガトーちゃんは中性脂肪がやや高いかな。でも148ですから、基準値(16~130)よりちょっと高い程度。4年前は1000近くて心配したけど、昨年の段階では68にガクンと下がって、今回はこの数字。まあ、大丈夫ですね」

「興奮するとだいたい数値が上がるから…」

 猫の病気で最も心配なのは腎臓病だ。2つある腎臓は一度機能が損なわれると回復せず、そのままにしておくとどんどん悪くなるという。チェックする検査項目は「クレアチニン」と「SDMA」の数値。これはどうか。ガトーのクレアチニンが1.96で基準値(0.90~2.10)の範囲内、SDMAは8で基準値(11以下)に収まっている。
 ちなみに糖尿病かどうかがわかる血糖の数値は141で、これも基準値(71~148)の範囲内。こんなにデブっているのに数値が悪くないのは、やっぱり不思議だ。

 ではもう1匹のそうせきはどうか。前回の検査はガトーと同じ昨年2月。中性脂肪が偶然にもガトーと同じ148だった。今年10歳のガトーに対してそうせきは4歳と若いせいか、SDMAのチェックはない。
 参考基準範囲よりも高いのは血糖の数値で、206だった。基準範囲は71~148だから…。これに対する先生の評価はというと、
「そうせきくんは人見知りするタイプだから、ここに来るだけでも興奮するでしょ。そういう時はだいたい数値が上がるから、この数値は心配しなくてもいいと思います」

 要するに2匹とも今のところ、異常なしだ。しかし先生は、体重のことを気にしている。
「ガトーちゃんは、この2年はずっと10キロ超え。そうせきくんも少しずつ増えている。食事がよすぎるんですかねぇ。工夫して、できるだけダイエットするようにしましょう」
 とはいえ、ホッとひと安心の結果だったのである。

(峯田淳/コラムニスト)

配信元: アサ芸プラス

あなたにおすすめ