お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、6日のニッポン放送ラジオ『オードリーのオールナイトニッポン』(土曜25時)に出演。所属事務所の若手芸人たちとの会話を振り返りながら、現在の若手芸人の価値観について語った。
【画像】6月6日のニッポン放送ラジオ『オードリーのオールナイトニッポン』
番組で若林は、事務所ライブ打ち上げの居酒屋で若手芸人たちと話していた際、自ら質問を投げかけたという。「なんか今、ネタとYouTubeって両方できて。どっちで売れてくとかって配分って考えてんの?」と問いかけたところ、若手たちは「いやぁ…」と曖昧な反応を見せたという。
理由について若手側は「いや、ケイダッシュステージって、もう誰もYouTubeやってないんですよ」と説明。これに若林は驚き、「え?な、なんで?今の時代って、ネタとYouTubeなんじゃないの?若い時から」と疑問をぶつけたが、「いやぁ…」「なんでやんないの?」という問いにも、「お達しがあんの?」「いや、むしろやった方がいいって感じです」と、明確な制限があるわけではないという返答だった。
さらに「他の事務所からも、なんでやんないの?って言われるけど、なんか、誰もやんないから、やんないっす」と、周囲に合わせた消極的な理由が明かされた。若林は「え?だってもう一個のチャンスがあっていい時代みたいなことじゃないの?」と食い下がるも、「いやぁ…やんないです」と消極的な姿勢は変わらず、「何してんの?」と聞くと「バイトしてます」との答えが返ってきたという。
若林さんが思ってるより、夢に向かってないですよ‥
また、お笑い賞レースに対するスタンスにもギャップがあった。若林が「絶対ファイナリストになってやるって感じじゃないの?」と尋ねると、若手からは「いやいや、なんか8組とかじゃないですか」と現実的な返答があり、「なんか…僕たち若林さんが思ってるより、夢に向かってないですよ」と語ったという。
この発言に、相方・春日俊彰は「なんだそれ、辛気臭ぇなぁ」とツッコミを入れたが、若林は笑いながらも印象的なエピソードとして紹介。
一方で、若手芸人たちの実力については「全員ウケてた、マジで。本当、擁護とかじゃなくて」と評価していて、賞レースでも準決勝や準々決勝に進むコンビが増えている状況にも触れている。それでも若手たちは「8組とかじゃないですか、決勝って」と語り、狭き門である現実を強く意識している様子だったという。
さらに若林が「じゃあ何が楽しいの?」と尋ねると、「いや、今日とか」と返答があり、ライブ後に同じ事務所の仲間と食事をする時間を楽しみにしていると明かしたという。これに春日は「何だよ、それ。まぁ何よりだけどな」と苦笑しつつ受け止めた。
若林自身も「なんか分かるよ」と共感を示し、「俺もなんか別に希望とかなかったもんな」と振り返ると、若手たちも「ですよね」と応じたという。かつてのように明確な成功への渇望だけで突き進むのではなく、日々の活動や仲間との時間を重視する価値観が、現在の若手芸人の間に広がっている実情が浮き彫りになった。

