『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.33』大田区総合体育館(2026年6月7日)
優勝決定戦 ○YOHvs藤田晃生×
YOHが“極上のCHAOS"全開で昨年覇者・藤田との激闘を制し、BEST OF THE SUPER Jr.初優勝。初のシングル栄冠を手にし、「あとはもう一つ。ベルトだけでしょう。100代目のチャンピオン、俺がなってやろうじゃないの」とIWGPジュニア王座獲りを宣言した。
新日ジュニアの祭典・スーパージュニアはいよいよ優勝戦。Bブロック2位通過を果たし、準決勝でマスター・ワトを破ったYOHと、Aブロックを2位通過し、ロビー・イーグルスとのパートナー対決を制した昨年覇者・藤田が栄冠を争った。昨年の決勝戦と同一カードでYOHが勝利すれば初優勝。藤田が勝利すれば史上3人目の連覇を史上最年少で成し遂げることになる。
メイン開始に先立ち、棚橋弘至社長がリングに登場し、スーパージュニア3賞を発表。ファン投票の結果、葛西純が殊勲賞、永井大貴が敢闘賞、ロビー・エックスが技能賞にそれぞれ選ばれた。「各賞の受賞選手には私の方から金一封を進呈します」と宣言した棚橋社長は「では、この後いよいよBEST OF THE SUPER Jr.33の決勝戦です!」と宣言。スーパージュニア優勝戦を迎えることになった。
開始のゴングが鳴ると、両者への歓声が飛び交う中、グラウンドでの主導権争いで幕開け。読み合いに発展すると、その中でYOHは早くもレインメーカーを狙った。エルボー合戦は藤田が強烈な逆水平で制したが、ロープに飛ばすと、YOHは矢野通ばりに踏みとどまってロープの外に体を出す。藤田も髪をつかんでなぎ倒し、「ヤノ! トー! ル!」と矢野ばりのムーブを披露。YOHはザック・セイバーJr.ばりのネックツイストをロビー・イーグルスばりの「ロビー! ロビー! ロビー!」の絶叫とともに決めた。
すかさずYOHがスイングネックブリーカードロップで追撃。藤田もすぐさまレッグラリアットでやり返し、ニークラッシャー、ローキック、その場飛びムーンサルトの波状攻撃で巻き返す。急角度の逆片エビ固めで絞め上げ、サッカーボールキック、串刺し逆水平と攻め立てたが、ランニングローキックはYOHがキャッチしてドラゴンスクリューで逆襲。「YOH!」コールが後押しする中、ジャンピングエルボー、ハーフハッチと攻め込んだ。
藤田もネ申スペシャルに活路を求めようとするものの、YOHが決めさせず。オカダ・カズチカばりのフラップジャックで叩きつけ、ダイビングサマーソルトアタックからオカダばりに中指を突き立てると、レインメーカーの構え。阻止した藤田がロコモーション式ジャーマンで逆襲すると、YOHはすぐさまファルコンアローでやり返し、ダブルダウンに持ち込んだ。
ならばと藤田が逆水平を連打すれば、YOHは石井智宏ばりのワンツーエルボー連打で徹底抗戦。後藤ばりの牛殺しで追い討ちをかけ、DIRECT DRIVEを狙う。藤田が食い止めてもお返しとばかりに逆水平をこれでもかと連発。藤田が突っ込むたびに逆水平で迎え撃ったが、藤田も脇固めで切り返すと、ネジコリンで捕らえる。YOHがロープに逃れてもスワンダイブ式ミサイルキックを放ち、ファイブスタークラッチを阻止してネ申スペシャルで捕らえた。
YOHも何とかロープに逃れたが、藤田はジャーマンを連発して追い討ち。Thrill Rideの構えに入ると、YOHはYOSHI-HASHIばりの頂狩で切り返した。両者は死力を振り絞ってのエルボー合戦に突入。藤田が逆水平を見舞えば、YOHが飛びヒザ蹴りで応戦。藤田がハイキックを放っても、YOHはトラースキックでやり返し、再びダブルダウンとなった。
藤田が先に立ち上がったが、YOHは電光石火の牛殺しをさく裂。レインメーカーは藤田が張り手で阻止してもショートレンジラリアットを連発していく。あらためてレインメーカーを狙ったが、阻止した藤田がショートレンジ左ラリアットを叩き込む。YOHも後藤ばりのノーモーション頭突き、石井ばりのワンツーエルボー連打で反撃したが、藤田はヘッドバットで返り討ち。首斬りポーズからAbandon Hopeで追い討ち。Thrill Rideによる仕上げを狙った。
万事休すと思われたYOHだったが、不時着すると、後藤ばりのGTRで逆襲。たぎってから中邑真輔ばりのボマイェ、オカダばりのレインメーカーを次々に決めた。藤田がギリギリで肩を挙げても、YOHは自身の十八番・DIRECT DRIVEでダメ押しして3カウントを奪った。
YOHが1年前に敗れた藤田に雪辱を遂げ、8度目の出場にしてスーパージュニア初優勝。「極上のCHAOS見せてやるよ」の宣言通り歴代CHAOSメンバーの技を全開。デビュー13年7ヵ月で初のシングル栄冠獲りを果たした。試合後、大歓声を浴びたYOHは藤田とノーサイドで握手。「3つ言わせてください。一つ、イヤァオ! 二つ、イヤァオ! 三つ、特にありません」とオカダと中邑の決め台詞をミックスしたマイクを披露した。
「まずは藤田、てめえは最高だよ。最高にパンクだよ」と藤田を称えたYOHは「これを優勝したら、あとはもう一つ。ベルトだけでしょう。100代目のチャンピオン、俺がなってやろうじゃないの」とIWGPジュニア王座獲りを宣言。「ということは、どういうことかわかるよね? この俺が新日本プロレスを盛り上げて、この俺が! 新日本プロレスにカネの雨が降るぞ!」とオカダばりに宣言してみせた。
ここでスーパージュニアをボイコットした王者・DOUKIが現れ、エプロンに上がってYOHとにらみ合った。するとSHOが背後からYOHを襲撃。「帰れ!」コールの中、SHOがYOHを捕まえ、DOUKIが鉄板で殴りかかった。が、YOHは二人を鉢合わせにして回避。ローブローをお見舞いすると、二人の脳天を鉄板で次々に殴打した。そして最後は後藤、YOSHI-HASHI、矢野をリングに呼び込んで“極上のCHAOSざんまい締め"。スーパージュニア第33回大会は大団円で幕を閉じた。

