このところニュースやワイドショーで「マンジャロ」なる言葉をよく耳にする。「マンジャロってなんじゃろ?」という方に簡単に説明すると「マンジャロ」とは2型糖尿病の治療薬。なぜそれがニュース報道されるかというと、この薬を本来の目的ではなく、美容やダイエットのために「痩せ薬」として用いた結果、副作用に苦しむ人が多いことが問題になっているからだ。と同時に違法な転売で、逮捕者が出たりも。
私などは「ぽっちゃりは正義」と思っているので、そこまでして痩せたいという心理は理解しがたいのだが、当のご本人たちには切実な悩みがあるのだろう。
しかし現在、芸能界の「ぽっちゃり」界隈には、世間とはまた違った切実な問題があるらしい。6月7日の「週刊さんまとマツコ」(TBS系)を見ていたら、ゲストの内山信二が「ぽっちゃりタレント高齢化問題」を掲げていた。
かつて「あっぱれさんま大先生」(フジテレビ系)に出演していた「内山くん」は早いもので、もう44歳のオッサンになっている。
いや、年を取ったのは彼だけではない。ぽっちゃり業界の有名どころは現在、石塚英彦(ホンジャマカ)が64歳、彦摩呂が59歳、松村邦洋が58歳、伊達みきお(サンドウィッチマン)が51歳と、軒並み高齢化。ゆえに、その健康面が大きな問題となっているそうで…。
内山くんが言うには、
「昔は(彦摩呂さんとかに)会ったら『お腹空いた』とかそういう話してたんですけど、今は『どっか痛い』とか。美味しい店の話もしてたんですけど、最近はもっぱら病院の話。そうなってきちゃったんですよね」
さらに深刻なのは、ぽっちゃり業界の後継者不足だ。「若手」と呼ばれる内山くんや関太(タイムマシーン3号)ですらもう40代であり、本来ならば「中堅」の立ち位置だ。
番組では、そんなぽっちゃり業界の明日を担う、新たなスターが紹介された。「肥満落下系堕天使アイドル」として活動する女性7人組「びっくえんじぇる」である。
そのグループ名と「メンバーカラーとともに担当の食べ物がある」というコンセプトからわかるように、全員がぽっちゃり体型で、グループの総重量は驚異の738キロ!
ビキニ姿で歌って踊るミュージックビデオ映像では文字通り、いろんなところがこぼれ落ちている。そのビジュアルインパクトはとにかく強烈で、「CUTIE STREET」と「CANDY TUNE」と「超ときめき宣伝部」の違いがよくわからない私でも、一発で認識したほどだ。
「それって実際どうなの会」に餅田コシヒカリと出演していた
リーダーで「から揚げ担当」のミチ子に関しては、どこかで見覚えがあると思ったら「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」(TBS系)で、餅田コシヒカリと2人で、ダイエット企画に何回も出演している人物だった。
以前から「この子、痩せたらきっと美人だろうな」と思っていたのだが、それもそのはず、ミチ子はかつて「宇都宮の北川景子」と呼ばれていたそうで、その頃の写真を見ると、痩せていて綺麗だ。
でもむしろ、ぽっちゃりになった今の方が魅力的だし、断然、生き生きしているように見える(ちなみにミチ子は結婚して一児の母である)。
やはり薬の副作用に苦しんでまで無茶なダイエットをするよりも、ありのままの自分を受け入れる方が幸せってことなのだ。
次週はそんな「びっくえんじぇる」をさらに深掘りするようなので、マニアは必見。今回の放送は6月14日まで「TVer」で視聴できるので、見逃した方はまずそちらからどうぞ。
(堀江南/テレビソムリエ)

