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「スタメン予想が簡単すぎる?」公開練習を見て抱いた違和感。”冨安先発”の未来が見える理由【現地発コラム】

「スタメン予想が簡単すぎる?」公開練習を見て抱いた違和感。”冨安先発”の未来が見える理由【現地発コラム】


 北中米ワールドカップに臨む日本代表がいよいよベースキャンプ地のナッシュビルへ。事前キャンプ地のモンテレイでのトレーニングから判断するかぎり、チームは順調に準備を進めているように映る。

 練習場やトレーニング開始時間の変更などトラブルはあったものの、チームスタッフの尽力により大きな被害には繋がっていない。

 左足に違和感の遠藤航が4日連続で欠席、瀬古歩夢も最初の数日は部分合流と、コンディションを不安視される選手はいた。とはいえ、森保一監督は完全非公開で行なわれたU-19日本代表とのトレーニングマッチ(6月7日/試合形式は35分×4本で日本代表が合計2−1で勝利)も「やって良かった」と話しており、全体的にポジティブな格好で事前キャンプを終えた印象だ。

 何よりの朗報は冨安健洋の状態の良さだ。6月4日のハーフコートゲーム形式の練習で上田綺世との1対1を力強く制せば、6月6日の11対11の戦術練習では優れた状況判断で局面を首尾よく打開していた。長友佑都の証言──「アイツが後ろにいると安心する」からも分かるとおり、存在感は別格だった。

 また、5月に鎖骨骨折した鈴木唯人の回復ぶりも心強い。部分合流だった5月下旬の国内合宿と違って、モンテレイでは練習初日からフルメニューをこなした。その日の囲み取材で「フィジカル的に100%」と断言すると、翌日以降のゲーム形式でのトレーニングでは持ち前の推進力と滑らかなターンでアピール。「いわゆる主力組に入ってもできる自信はある」と手応えを口にした。

 三笘薫や南野拓実を欠くチームにとって、冨安と鈴木の復調は大きなプラス材料だ。
 
 さらに、吉田麻也の存在も好材料だろう。再合流初日の6月5日に「僕が来たのは航の代わりじゃないですよ。いろんなところで見ますけど。そんなわけないじゃん、普通に考えて、これおかしいでしょ(笑)」と噂を一蹴。笑みを交えて貴重な情報を与えるあたりがベテランならではだ。MLSでプレーする吉田そのものが日本にとって“情報源”になる。これ以上の“助っ人”はいないだろう。

 ただ、気になるのは公開練習が多かった点だ。戦術練習を見ても、各選手が概ね予想できるポジションでプレーしており「これではオランダ戦のスタメン予想が簡単なのでは?」と心配になったほどだ。

 個人的には、公開練習で見せた内容が全てとは思えない。森保監督はこれまでも本番で大胆な采配を見せてきた。今回もオランダ戦に向けて何らかの準備を進めている可能性は十分にある。

 さて、オランダ戦のスタメンに名を連ねるのは? そしてどんなシステムで戦うのか。事前キャンプでの公開練習が多かったことで、むしろそうした楽しみが増えた。個人的には、冨安がスターティングオーダーにいる未来が見える。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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