2試合連続中止は吉と出るか、凶と出るか。
楽天・前田健太の今後が、天のイタズラに左右されそうだ。楽天は6月7日の阪神戦(甲子園)が雨天中止になったことで、8日に甲子園で代替試合が行われることに。これにより、8日から14日まで7連戦が組まれる予定だった。ところが8日も雨で中止となり、6連戦に落ち着いた。
もし7連戦となれば、単純計算で延べ7人の先発要員が必要となる。8日の試合には7日の阪神戦に先発予定だった藤井聖がスライドすることになっていたが、直近では「サンデー藤井」としてローテを守ってきた投手だ。
ところが曜日がズレてしまったため、14日(日曜日)の広島戦(楽天モバイル)には他の投手が先発する可能性が高くなっていた。
地元マスコミ関係者が言う。
「楽天の先発陣は不足しており、長い連戦は苦しい。そうなれば、その穴を埋める要員として、3度のファーム落ちをしている前田健太の起用を考えていたようです」
確かに6日のファーム・リーグ西武戦(カーミニーク)では7回を投げて4安打7奪三振無失点と好投している上に、三木谷浩史オーナーからは「早く1軍に上げろ!」と、矢のような催促があるという。
田中マー君と同じルートは辿れない
本拠地でマエケンの日本復帰初勝利となれば、球団にとってはいい商売となる。とはいえ、今回の2試合中止でマエケンを14日の広島戦に登板させるのは、さすがに無理筋だろう。いくら古巣相手の試合に投げさせたくても、マエケン中心のローテを組むわけにはいかない。今後のペナントレースを考えれば、大きなリスクが伴うからだ。
マエケンは今季、1軍で5試合に登板して0勝2敗、防御率4.82と結果を残しておらず、1軍で活躍できる保証はない。スポーツ紙遊軍記者は、
「2年総額4億円規模で入団しましたが、功労者の田中将大でさえ、見限ったとなれば屈辱的な金額を提示して、退団に追い込む球団ですからね。仮に今回の広島戦で登板しても、結果が悪ければお払い箱へと突き進むかもしれない。客寄せパンダで終わるのはもったいないですよ」
移籍先の巨人で好投を続ける田中のように、久保康生巡回コーチに「魔改造」を施してもらえば、悲願の日米通算200勝はかすかに見えてくるだろう。しかし、マー君の背番号18を引き継いでも、2匹目のドジョウとならず、同じルートは辿れない。楽天が現役最後のチームとなるのは濃厚だ。
「2戦連続中止はマエケンの今後に大きな影響を及ぼします。恵の雨になってほしいですけどね」(前出・地元マスコミ関係者)
万全の状態での1軍復帰登板は、いつになるのだろうか。
(阿部勝彦)

