またもや、負のスパイラルの繰り返しである。楽天が6月10日、借金15の成績不振を理由に、三木肇監督の休養を発表した。10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが「監督代行」として指揮を執る。
楽天の監督交代はもはや、お家芸だ。2005年に新規参入してから、初年度の田尾安志監督を筆頭に、22シーズンで6人もの監督を1年で切っている。
三木監督は球団創設22年目で初の「再任監督」だったが、あえなく休養となった。
現役監督の逮捕で揺れた巨人は創設90年以上の歴史の中で、これまで15人の監督でやってきた。
「5月28日の交流戦(中日戦)では、三木谷浩史オーナーが名古屋まで訓示にやってきた。その試合は逆転負けでした」(楽天担当記者)
次期監督候補となると、
「巨人と違って、やりたいと思っている人はいない」(仙台のテレビ局関係者)
再登板した三木監督は球団の意向により、契約年数が非公開だった。その前、内部昇格の今江敏晃監督は「2年契約」だった。交流戦で優勝したにもかかわらず、1年で事実上の解任。2019年にはチーム生え抜きの平石洋介監督が3位でシーズンが終えるも「3位はBクラス」というフロントの評価で、これまた1年でクビになっている。
石井GM体制になってからAクラスはわずか2回
三木監督は楽天の2代監督だった野村克也氏の薫陶を受け、全幅の信頼を得た。
「選手の育成にかけては、球界での評価が高い人材。ヤクルト時代は池山隆寛の控えだったから、苦労もしている。他球団からオファーがあってもおかしくない」(球界OB)
チーム内で囁かれている次期監督候補がなんと、石井一久GMだ。2018年にGMに就任して、2021年には兼任監督、2023年には監督専任となったが、2024年にはシニアディレクター、そして再びGMに復帰している。
楽天は2018年に石井GM体制になってから、Aクラス入りはわずか2回しかない。次期監督の立候補がいない状況の中で、石井GMが再び指揮を執る可能性は十分あろう。
楽天と同じ、過去に監督交代が続く状況でオリックスを立て直した中島聡氏やDeNAを率いたラミレス氏なども候補だが、石井GM再登板となれば、楽天はどっぷりと暗黒時代に入りそうだ。
(小田龍司)

