NBAでは近年、“ジェイレン”という名の選手の活躍が目立っている。
その筆頭が、現在開催中のNBAファイナルでニューヨーク・ニックスを牽引するジェイレン・ブランソンだ。
元NBA選手のリック・ブランソンを父に持つポイントガードは、2018年のドラフトでは2巡目(全体33位)指名に甘んじたが、22年のニックス移籍を機に大きく飛躍。直近4シーズンを通じて平均26.3点と、リーグ屈指のスコアリングガードとしての地位を確立した。
また、過去2年のファイナルでも、“ジェイレン”が話題の中心にいた。昨季はオクラホマシティ・サンダーのジェイレン・ウィリアムズがチームのセカンドオプションとして優勝に貢献し、その前年はボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンが優勝の立役者として、ファイナルMVPに輝いている。
ほかにも“ジェイレン”の台頭は目覚ましく、今季のオールNBAチームには2ndチームにブラウンとブランソン、3rdチームにジェイレン・ジョンソン(アトランタ・ホークス)とジェイレン・デューレン(デトロイト・ピストンズ)が名を連ね、15人中4枠を占めた。
この点には現地メディア『ClutchPoints』も注目し、「今シーズンのNBAでは、ジェイレン(Jalen/Jaylen/Jaylin)という名の選手が15人プレーした」と言及。
「そして4人がオールNBAチームに選ばれた。つまり、NBAに存在する“ジェイレン”の27%がオールNBA選手になったということだ」とし、独自の“オール・ジェイレン・チーム”を発表している。
■『ClutchPoints』が選ぶ“オール・ジェイレン・チーム”
1stチーム
ジェイレン・ブランソン(ニックス/29歳)
ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー/25歳)
ジェイレン・ブラウン(セルティックス/29歳)
ジェイレン・ジョンソン(ホークス/24歳)
ジェイレン・デューレン(ピストンズ/22歳)
2ndチーム
ジェイレン・サッグス(マジック/25歳)
ジェイレン・グリーン(サンズ/24歳)
ジェイロン・タイソン(キャバリアーズ/23歳)
ジェイレン・ウェルズ(グリズリーズ/22歳)
ジェイリン・ウィリアムズ(サンダー/23歳)
※ブラウンとウェルズはJaylen、タイソンはJaylon、2ndチームのウィリアムズはJaylin、その他はJalen
上に挙がった選手は全員20代。同メディアは「NBAと“ジェイレン”という名前の関わりは、“元祖ジェイレン”ことジェイレン・ローズから始まりました。『ファブ・ファイブ』の象徴的存在である彼は、ミシガン大でスター選手になっただけでなく、バスケットボール界における一世代分の名前を生み出したのです」と、1994年から2007年にかけてNBAで活躍した名手の存在を称えた。
昨年『NBA.com』に掲載された記事によれば、ローズがドラフトされた1994年時点で、同名の選手は1人もいなかった。ジェイレンという名は、彼の母親が、元NBA選手である父親の“ジェームズ”(登録名はジミー・ウォーカー)と叔父の“レナード”の名を組み合わせて考案したという。
ローズの現役期間中に誕生した現在のジェイレンたちの中には、彼にあやかって名前を授かった選手もいることだろう。そして、ブランソンを筆頭とする今の流れが続けば、次の世代にも“ジェイレン”ブームが巻き起こる可能性はありそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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