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今年の全仏をモーレスモTDが総括。3年ぶり実施の女子ナイトマッチは「多くの要因が関わる」と継続に慎重姿勢<SMASH>

今年の全仏をモーレスモTDが総括。3年ぶり実施の女子ナイトマッチは「多くの要因が関わる」と継続に慎重姿勢<SMASH>

テニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレーコート)の大会ディレクター(TD)を務める女子元世界ランキング1位のアメリー・モーレスモ氏(フランス/46歳)が、現地6月7日に閉幕した今年の大会を記者会見で総括。過去最多の観客動員を記録した成功を振り返るとともに、度々議論を呼んでいる女子シングルスのナイトセッション選定についても見解を示した。

 今大会は男子シングルスで29歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/大会時世界ランキング3位)が悲願のグランドスラム初優勝を達成。19歳のジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同30位)や20歳のヤクブ・メンシク(チェコ/同27位)ら若手選手の躍進も目立った。また女子でも19歳のミラ・アンドレーワ(ロシア/同8位)が四大大会初優勝を飾り、新世代の台頭を強く印象付けた。

 モーレスモ氏は「驚きと感動に満ちた大会だった。観客は大会期間中のあらゆる出来事を本当に楽しんでいた」と総括。「過去最多の72万7000人を超える観客が会場を訪れた」と報告した上で、「選手たちもここで受けるサービスやサポート体制に非常に満足していた」と運営面への手応えを語った。

 また予選期間中(5月18日~22日)に実施された「オープニングウィーク」についても「大成功だった」と評価。近年はセンターコート「フィリップ・シャトリエ」での練習見学をはじめとする各種イベントを盛り込んだ本戦開幕前の恒例行事として規模を拡大しており、今年は2024年の7万5000人、25年の8万人超を上回る13万8000人が来場した。期間中は会場全体の約90%を開放していたといい、将来的には全施設の開放も視野に入れているという。
  一方で会見では、女子シングルスの試合が現地20時以降に行なわれる「フィリップ・シャトリエ」のナイトセッションにほとんど組まれない現状についても質問が飛んだ。ファンのみならず現役選手からも改善を求める声が上がっている中、今年は大坂なおみ(同16位)とアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同1位)の4回戦が組まれ、同種目では3年ぶりの開催となった。

 これについて同氏は「誰も女子テニスの質を疑ってはいない」と前置きした上で、「試合時間の長さは依然として考慮すべき要素の1つ」と説明。「スケジュールを決める際には多くの要因が関わっている」と理解を求めた。

 さらにナイトセッションで2試合を組む可能性についても、「それは望んでいない」と否定。「テニスの試合時間は予測できない。もし2試合目の開始が夜の11時になったりしたら、選手にとっても観客にとっても良いことではない」と理由を述べた。

 なお会見には全仏オープンを主催するフランステニス連盟(FFT)のジル・モレトン会長も同席。同氏は大会の存在意義について「単なる3週間のトーナメントではなく、世界中でテニスを発展させるための重要なツールだ」と語り、今後もジュニア育成やアフリカ・アジア地域への競技普及活動を推進していく方針を明かした。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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