最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「NYのバスケットボール史上、最も印象的なショット」「神の右手だ」ニックスを歴史的勝利へ導いたアヌノビーを指揮官と同僚が絶賛<DUNKSHOOT>

「NYのバスケットボール史上、最も印象的なショット」「神の右手だ」ニックスを歴史的勝利へ導いたアヌノビーを指揮官と同僚が絶賛<DUNKSHOOT>

「あれはニューヨークのバスケットボール史上、最も印象的なショットに違いない」

 ニューヨーク・ニックスのマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は試合後にそう語り、カール・アンソニー・タウンズも「神の右手だ」と、チームメイトのOG・アヌノビーを称えた。

 それも大袈裟ではないだろう。現地時間6月10日(日本時間11日)にホームのマディソンスクエア・ガーデン(MSG)で臨んだ「NBAファイナル2026」第4戦で、ニックスはサンアントニオ・スパーズ相手に後半開始2分半を過ぎた時点で29点差(52-81)をつけられていた。

 試合は最初のポゼッションで、タウンズがディアロン・フォックスのドライブに反応してファウルを犯す不穏な立ち上がり。次の攻撃でチーム初得点こそ奪うも、第1クォーター残り10分58秒、ヴィクター・ウェンバンヤマへ腕を絡めたドライブが、相手のチャレンジの結果オフェンシブ・ファウルへ切り替わり、開始わずか約1分で2ファウルを取られてしまう。

 スパーズが面白いように3ポイントを沈めていくなか、ニックスはジェイレン・ブランソンとアヌノビーを中心に加点するも、前半を終えて27点差をつけられ、後半開始直後には29点を追う劣勢に追い込まれた。
  しかし、ニックスはホームで大量のリードを奪われても戦い続けた。

「29点差をつけられている時は『よし、まずは20点差まで詰めよう』となる。第3クォーター残り3分で18点差になったら今度は『10点差まで詰めよう』と考えるんだ。そして第4クォーターに入ると、『ここが勝負所だ。何が起こってもおかしくない』って気持ちになるのさ」

 ジョシュ・ハートがそう振り返ったように、ニックスは後半に入ってショットが落ち始めたスパーズを尻目に、ブランソンとアヌノビーを中心に追い上げ、第4クォーター残り6分35秒で差を1桁(9点差)へ縮める。

 ニックスの勢いは止まらず、残り1分22秒にブランソンのフローターがリングをくぐり抜けたことで、1点をリード。残り30.3秒にステフォン・キャッスルが2本のフリースローを成功させ、スパーズが再び1点リードしたものの、ゲームは劇的なエンディングが待ち受けていた。

 残り5.7秒で迎えたニックス最後のポゼッション。ブランソンが2人のディフェンダーを引きつけて逆転をかけた3ポイントを繰り出すもミス。だがインバウンズパスをしていたアヌノビーがノーマークのままリムへ突進すると、残り1.2秒に“右腕1本”で勝敗を決するティップショットを決め切り、107-106でニックスが劇的勝利を収めた。

 ニックスがこの試合を落としていれば、シリーズは2勝2敗のイーブンになり、スパーズは2連勝してホームのフロストバンク・センターへ戻ることができた。それが一転して、ニックスが球団史上3度目のNBAチャンピオンへ王手をかけたのだから、MSGに集まった約2万人の観客や画面越しで見守っていたファン、そして指揮官、選手らが熱狂するのも当然だろう。 ニックスはブランソンがゲームハイの36得点に5リバウンド、7アシスト、3スティール、アヌノビーが33得点、4リバウンドと、2人が殊勲の働きを披露。

 さらにタウンズが13得点、10リバウンドをマークしたほか、ハートやミケル・ブリッジズがディフェンスで踏ん張り、ホセ・アルバラードもファウルがかさむなかで終盤に貴重な追加点をあげるなど、チーム全体で戦い抜いて大きな勝利を掴んだ。

 なかでも、この大一番で3ポイントを9本中7本成功、プレーオフ自己最高得点の大暴れを見せたアヌノビーは、試合後にこう勝因を語った。
 「僕らはしぶといチーム。これまで多くの困難を乗り越えてきた。劣勢から何度も逆転してきたんだ。とにかく諦めず、嵐を乗り越える。落ち込んだり怒ったり、イライラしたりしないことが大事なんだ」

 ニックスがこのまま勢いに乗って、53年ぶりにリーグの頂点へ立つのか。それとも、1勝3敗と追い込まれたスパーズがホームで意地を見せてシリーズを引き延ばすのか。2025-26シーズンのクライマックスと呼べる第5戦も必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

“ニックス優勝のラストピース”アヌノビーの知られざる生い立ちと根底にある“父の教え”<DUNKSHOOT>

「文明史上最も愚かなチーム」世紀の大逆転負けを喫したスパーズに辛辣な声。終盤のフォックスの判断に「馬鹿げたプレー」<DUNKSHOOT>

【NBAファイナル】ニックスが29点差をひっくり返し大逆転勝利!アヌノビーが劇的弾、シリーズ3勝1敗で53年ぶりの優勝へ王手<DUNKSHOOT>
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ