『スーパーパワーシリーズ2026』新宿FACE(2026年6月11日)
○潮崎豪vsザイオン×
HAVOC離脱を表明した潮崎がケジメの一戦で盟友・ザイオンを熱戦撃破。最後は観客たちとともに最後の「俺たちはHAVOC!」締めで区切りをつけた。
潮崎は5・17大田区大会で行われたチャンピオン・カーニバル決勝トーナメントに進出。準決勝でDRAGONGATEの菊田円を破ったものの、決勝では鈴木秀樹に敗北し、惜しくも初優勝を逃した。
試合後、潮崎は「いつもこうやって組んでるけど、オデッセイ、祥太郎、そしてザイオン、この3人とも戦いたいね。HAVOCの潮崎というのも、本当に俺の中で大きいものだけど、HAVOCのみんなと戦いたい」とHAVOC離脱を表明。全日本プロレスとしては最後となる新宿FACE大会のメインイベントで、HAVOC入りのきっかけを作ったザイオンとケジメの一騎打ちに臨んだ。試合を終えたばかりの芦野もザイオンのセコンドについた。
ミッチリとしたグラウンド戦で幕開け。肉弾戦となると、潮崎が逆水平連発でザイオンを場外に蹴散らして先制する。鉄柱や会場後方の壁に連続して叩きつけると、そこからテーブル席を利用。ザイオンをうつぶせで固定し、ランニングニーでカチ上げると、テーブル席めがけてのDDTも強行した。
しかし、場外で繰り出したフライングボディアタックはザイオンがキャッチして抵抗。そのまま潮崎を担ぎ上げると、リングサイドをダッシュし、頭から鉄柱に衝突させる。会場の壁に叩きつけて報復すると、戦場は客席中央の通路へ。ザイオンはローリング式のヘッドバットをねじ込むと、潮崎の抵抗をものともせずに床直撃のブレーンバスターを決めた。床の上であろうと気にせず、ボディプレスを落とすと、潮崎をリングに押し入れる。
二段蹴り、ジャンピングエルボーとたたみかけたザイオンに対し、潮崎は「カモン!」と手招きして意地を発揮。ローリングラリアットを回避して左腕ラリアットを連発すると、カウンターの豪腕ラリアットも振り抜いた。ローリングエルボーから再び豪腕ラリアットを仕掛けるも、その潮崎を抱え上げたザイオンは変型デスバレーボムで叩きつけて逆襲する。
ここがチャンスと、ザイオンはダイビングヘッドバットを投下するも、避けて自爆を誘った潮崎が一転して猛攻へ。フィッシャーマンバスターやブレーンバスターでぶん投げる。ザイオンはネックスプリングでムクリと立ち上がり、どよめきを巻き起こすと、立て続けにエルボーを浴びせ、串刺しスピアーを一閃。バックドロップも仕掛けたものの、不時着した潮崎はローリングエルボー、ゴーフラッシャーと再び大技攻勢へ。一気に豪腕ラリアットを予告する。これを読んだザイオンはザイオンスピアーからダイビングヘッドバットを狙ったものの、潮崎はこれを豪腕ラリアットで撃墜し、逆転の3カウントを奪った。
試合後、2人はガッチリと握手を交わすと、感極まった表情で抱擁。互いに手を掲げて相手を称える。芦野もそこに加わり、2人と抱き合った。
マイクを持った潮崎は「ザイオン、祥太郎、そして今日は来てないけどオデッセイ。再びプロレスの光で俺の道を照らしてくれて、本当にありがとう。君たちがいたから、俺はまたこの足で戦うリングに戻ることができたよ。俺が再びプロレスのリングに立つことを許してくれて本当に感謝している。ありがとう」と何度も感謝の言葉を語った。
そして、「こうやってみんなの前でザイオンとシングルマッチを戦えて、俺は再び俺の道を歩き続ける。君たちはみんなの大好きな、俺の好きなHAVOCのままでいてくれ。そして、この全日本プロレスをもっともっと活性化させていこう」と別れのメッセージ。「そういう意味で、俺たちはまだまだ同じリングに立つ者として同志だと思っている。だから、今日はこの最高のリングをHAVOCの、HAVOCの! HAVOCのためのリングで締めたいと思う」と提案した。
「今日はね、オデッセイは来てないけども、こうやってみんなの気持ち、みんなの強い応援のおかげでHAVOCがまた全日本で輝けるよう、俺は楽しみにしている。そして、次会う時もまたリング上で一緒に戦おう。ザイオン、ありがとう」と改めてザイオンに語りかける。ザイオンも感極まった表情を見せつつ、「俺はシオザキに心から敬意を抱いている。俺たちは言っている。どんな時もHAVOCなんだ」と別の道を歩む盟友を後押し。ザイオンに促された芦野は潮崎の顔に黒と赤でHAVOC流のメイクを施す。これを見たザイオンは笑顔を見せた。
お揃いのメイクとなると、潮崎は「全員でやろう」と観客たちに起立を促した。そして、観客を含む全員で「俺たちは…俺たちは…HAVOC!」と雄叫び。その後も何度も「HAVOC!」と叫ぶと、区切りの一戦を終えた3人は笑顔でリングをあとに。客席からも惜しみない拍手が巻き起こった。
【試合後の潮崎、ザイオン、芦野】
▼潮崎「3人でやろう」
▼ザイオン「ユー・アー・タフ」
▼潮崎「ユー・トゥー」
▼ザイオン「ユー・アー・クレイジー」
▼潮崎「疲れたよ。強かったよ。いや、でも本当にリング上で言ったようにね。俺がまたプロレスのリングに立つことができたのはHAVOC…ザイオン、祥太郎、オデッセイのおかげだから。俺はいつまでもこの気持ちは持ってるし、こうやって俺はもっと全日本プロレスを盛り上げるためにHAVOCから抜けるよ。HAVOCから抜けるけど、HAVOCで戦っていたこの気持ちはいつまでも残る。その気持ちを持って俺はこれからも戦い続けるよ。ザイオン、祥太郎、オデッセイ。これからリング上で戦うことになるけど、いつでも本気でやり合おう。今日は疲れた」
▼ザイオン「待ちきれない。彼は全員と戦いたいのか? クレイジーだ」
▼潮崎「クレイジー?」
▼ザイオン「だが、それがHAVOCの本質だ。落ち込んでいる時に励ましてくれた。(潮崎と握手を交わしながら)彼がHAVOCに加入した瞬間から、それが間違いじゃないってわかった。彼がHAVOCに加入した日から、去っていく日まで、それが正しい選択だったと確信している。いつまでもHAVOCだ。またリングで戦うことになるな」
▼3人「俺たちは…俺たちは…俺たちはHAVOC!」
※3人で抱き合うと「焼き肉!」などと連呼しながら去っていく

