
なぜボランチではなくFWを追加招集? 元Jリーガーが見解「単純なポジションの補充ではなく...」【日本代表】
現役時代は柏や千葉、東京Vで活躍し、日本代表歴もある近藤直也氏が6月12日にXを更新。代表チームの“選手の入れ替え”に私見を綴った。
「W杯日本代表でボランチの選手が離脱したにもかかわらず追加招集されたのはFWの選手。これを見て「ボランチが抜けたんだからボランチを呼ぶべきじゃないの?」と思う人が多いと思う」
同日に日本サッカー協会は、北中米W杯の日本代表メンバーからボランチの遠藤航が怪我のためチームを離脱し、FWの町野修斗の追加招集を発表した。
「でも実際の選考は単純にポジションの穴埋めだけで決まるものではなく、試合の流れを変えられる選手か。途中出場で違いを作れる選手か。複数のポジションをこなせるか。チーム内の役割やバランスはどうか。コンディションや対戦相手との相性はどうか。
監督はそういったいろんなことを総合的に考えてメンバーを決めている。プロの世界では「誰が抜けたか」よりも、「チームとして何が足りなくなったか」の方が重要だったりする」
続けて近藤氏は、「さらにW杯開幕直前のこのタイミングになると純粋な戦力面だけではなく、所属クラブとの調整や移動スケジュール、選手のコンディション管理なども少なからず関係してくるはず」と想定する。「外から見れば「なぜこの選手?」と思うような選考でも実際にはさまざまな条件をクリアした上での判断だったりする」。
自身の経験を思い返す。
「僕自身も現役時代メンバー発表を見るたびに「なぜこの選手なんだろう」と思うことがあった。でもチームの中にいると外からは見えない役割や評価基準がたくさんあることに気付く。代表監督は限られた人数の中で勝つための最適解を探しているから選考はポジション表だけでは説明できない」
そして最後に「今回の追加招集も単純なポジションの補充ではなく、チーム全体のバランスや戦い方、そしてこのタイミングだからこそのさまざまな事情を踏まえた総合的な判断なのだと思う」と見解を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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