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【追悼ウラ話】ガッツ石松がかなえきれなかった大きな夢「なんとかして当てたい」と意気込んでいた

【追悼ウラ話】ガッツ石松がかなえきれなかった大きな夢「なんとかして当てたい」と意気込んでいた

 プロボクシングのライト級で日本人初の世界王者になり、タレントとしても幅広く活躍したガッツ石松(本名=鈴木有二)さんが肺炎のため、東京都内の病院で死去した。
 ボクサーとしての生涯戦績は、51戦31勝(17KO)14敗6分。決してエリート街道を歩んだわけではなかったが、不屈の精神を持ち、引退後もその挑戦をやめなかった。

 タレント、俳優としては成功を収めたものの、その胸には大きな夢を抱え続けていたという。
「数年前に会った関係者によると、『なんとかして映画を当てたい』と意気込んでいたそうです。これまで何本も自分で企画し、2作品で監督としてメガホンを執りましたが、いずれもヒットには至りませんでした」(芸能記者)

 1990年に公開の「カンバック」は自身が企画・製作・総指揮・脚本・監督・主演を務め、原作は作家の安部譲二氏、シナリオ原案には脚本家の倉本聰氏、音楽には久石譲氏が名を連ねた。
 焼鳥屋を経営する元世界チャンピオンのボクサーが、息子のためにカンバックする姿を描いたもので、ガッツさんの脇を固めたのは菅原文太、栗原小巻、竜雷太、宍戸錠、地井武男ら、そうそうたる俳優陣だった。

無名の若手俳優だった仲野大賀が出演していた

 それから22年が経った2012年に公開された監督第2作が企画・製作総指揮・監督・主演の4役を担った「罪と罰」だ。
 なんと、今まさにNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主演する仲野大賀も出演していたが、当時はまだ無名の若手俳優だ。「構想10年、ガッツ石松が放つ、衝撃の社会派バイオレンス映画!!」というフレコミだったが…。

 映画関係者が言う。
「犯罪者の人権が被害者の人権よりも尊重されるという日本の日常を嘆いた、骨太の社会派ドラマでした。とはいえ、ガッツさん演じる元刑事の『やり過ぎ』が目立ってしまった。周囲の人は苦言を呈したそうですが…。結局、当たりませんでしたね」

 天国で夢をかなえるために、きっと企画を練り上げていることだろう。

(高木光一)

配信元: アサ芸プラス

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