
スタンド空き目立つのに発表はほぼ満員…W杯の“空席問題”を英紙が指摘。FIFAが声明発表もファンは猛反発「くだらない言い訳」「でたらめだ」
現地6月11日に開幕した北中米ワールドカップで、早くも“空席問題”が波紋を広げている。
同日、グループステージ初戦で韓国代表とチェコ代表が対戦し、2-1で前者が逆転勝利を収めた。しかし試合内容以上に注目を集めたのが、スタンドの空席だった。
英紙『THE Sun』は、メキシコのグアダラハラ・スタジアムで開催された一戦について、「多くの空席が目立つ中で行なわれた」と報道。テレビ中継でも広範囲にわたって空席が確認できたと伝えた。
一方で、FIFAが発表した公式観客数は4万4985人。スタジアムの収容人数をわずか679人下回る数字だったという。
目に見える光景と公式発表の数字に大きなギャップがあったため、疑問の声が噴出。これを受けてFIFA(国際サッカー連盟)は声明を発表した。
「公式の観客動員数は、試合中の特定の時点における座席の埋まり具合を目視で評価したものではなく、スキャンされたチケットの数およびスタジアム敷地内にいた観客の数を反映したものです」
さらにFIFAは、スタジアム運営当局やチケット販売チームと連携し、公表される数字が検証済みの運営データに基づいていると説明。そのうえで、空席が目立った理由について次のように主張した。
「昨晩のグアダラハラでの試合中、チケットを購入したファンの一部が、試合を通して指定席にとどまるのではなく、コンコースに立っている姿が見られたことにご留意ください」
つまり、チケットを持って入場した観客は多数いたものの、売店や通路などのコンコースに集まっていたため、スタンドに空席が多く見えたという説明だ。
しかし、『THE Sun』によれば、多くのファンはこの説明に納得していない。高額なチケット価格によって売れ残りが発生したことが原因ではないかとの見方が広がっているという。
同紙は独自調査として、一部会場では大会開幕時点で販売済みチケット数が定員の半分にも達しておらず、公式再販プラットフォームにも約18万枚のチケットが掲載されていたと報道した。
そのうえで、FIFAの声明に対し、SNS上で続出した厳しい反応を紹介。「そんなくだらない言い訳に頼るなんて事態は深刻だ」「でたらめだ」「チケットが高すぎる」「空席が恥ずかしいほど多かった」といった批判が寄せられたとし、なかには「サッカーファンはチケットを買ってスタジアムまで行くのに、試合を見るために席には座らないことで有名だからな!」と皮肉るコメントも見られたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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