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〈17歳女子高生殺害〉「原付で2人乗りしてくれたら二度と付きまとわないから…」事件の日は容疑者からの“最後のお願い”、消せなかったGPSの恐怖

〈17歳女子高生殺害〉「原付で2人乗りしてくれたら二度と付きまとわないから…」事件の日は容疑者からの“最後のお願い”、消せなかったGPSの恐怖

神奈川県相模原市の相模川河川敷で座間市の高校3年生・佐藤唯来さん(17)が殺害された事件で、県警が殺人容疑で逮捕した元交際相手の自称塗装工の男(19)が事件当日、「原付バイクに2人乗りしてくれたら二度とつきまとわない。一生の思い出にするから会ってくれ」と懇願して佐藤さんを呼び出していたことがわかった。佐藤さんは男に暴力をふるわれたり、過度な束縛を受けたりして疲弊、友人に相談をしていたが、関係を終わらせるために勇気を振り絞って立ち向かい、惨殺されたとみられる。

高校の先生もつきまとわれていたのは知っていた…

佐藤さんの高校の同級生の保護者が、証言を続けた。

「容疑者は高校の最寄りの駅で唯来ちゃんを待ち伏せしたり、唯来ちゃんが通っていたダンス教室にまで現れたり。復縁を迫るつきまといは毎日続けてとかではなく、定期的に忘れたころに突然来るみたいでした。

4月の下旬にも唯来ちゃんのレッスン中にダンスの練習場の帰り道に容疑者が姿を現したと、うちの子供に連絡が来ていました。

唯来ちゃんは容疑者と交際期間中、お互いの位置情報が確認できるスマホアプリを入れたらしく、別れてからも消さずにいたようです。

私がその話を聞いて『そのアプリ消しなさい』と注意はしたのですが、やっぱり容疑者を逆上させてしまうかもしれない(と消さなかった)。もしかすると、唯来ちゃんからしても容疑者の位置がわかるから防衛にもなると考えていたのかもしれません」

男が佐藤さんを待ち伏せするときはいつもひとりで、佐藤さんが友人らと一緒にいると、男は悪態をつきながらもそのまま帰って行ったという。実際に警察に相談していれば、結果は変わっていたのだろうか。

「本当のところはわかりませんが、唯来ちゃんは『親と一緒に別れ話をしにいった』とか『警察署に相談に行った』という話はしていました。ただ、唯来ちゃんは容疑者を刺激することを恐れていたので、どこまで本当かわからないし、うちの子供や友達を安心させるためにそう言っただけかもしれません。

高校の先生もつきまとわれていたのは知っていたそうですが、容疑者が学校で待ち伏せしているわけでもなく、唯来ちゃんが『大丈夫』と言うので、直接何か介入するということにはならなかったそうです」

「2ケツしてくれたら二度とつきまとわない、一生の思い出にするから」

同級生の保護者の懸念通り、佐藤さんが男とのトラブルを県警に事前に相談していた記録はなかった。そして、悪夢の6月10日が訪れた。

「この日も唯来ちゃんは、容疑者に会う前に友人の1人に事情を伝えてから会いに行っています。唯来ちゃんは容疑者から『原付に2ケツしてくれたらもう二度とつきまとわない。一生の思い出にするから会ってくれ』と懇願されたそうです。容疑者は以前から無免許で原付を持ってきて乗っていたそうです。そして唯来ちゃんは『これで終わるのなら』と会いにいったとのことでした」

佐藤さんは自身の家族にも10日夕、この元交際相手に呼び出されたことを伝えて出かけている。その際、この卑怯な男の妄言を家族に伝えたかどうかは不明だ。

「その友人ももっと強く引き留めておけばと心を痛めているみたいで……。もちろんこんなにひどい事件になるなんて想像はできなかったのだとは思います。私も今になって、もっと強く言っておけばよかったと後悔しています。

唯来ちゃんは優しい子ですから、周りに心配かけたり巻き込まないように『大丈夫』と言い続けていたんだと、今さらながら思います。

唯来ちゃんと親しかった子たちはニュースに出るより前に唯来ちゃんが事件に巻き込まれて亡くなったことを知っていました。GPSで唯来ちゃんの位置を確認したら、現場の河川敷のところに位置を示していたみたいで……。

唯来ちゃんは、つきまとわれていたからバイトもできなかったし、容疑者が怖くて彼氏も作れなかったと聞いています。あんなに優しい子になんてことを……。うちの子供ももちろんですが、私も強い怒りを感じています」

保護者はときに涙を堪えながら、そして怒りに駆られた表情になりながら、思いを語った。

17歳の輝かしい未来を奪ったストーカー男。嫌われ、疎まれた理由を考え、自身の罪に向き合う必要があるだろう。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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