確かな手応えを感じるパフォーマンスを披露した。
負傷者リスト(IL)入りとなっているニューヨーク・メッツの千賀滉大が6月11日、4度目のリハビリ登板を行なった。2日前には右腕尺骨神経の違和感により、予定されていた登板を回避し、コンディションが不安視されたものの、この日のマウンドでは、千賀本来のピッチングで打者を抑え込むシーンが繰り広げられたようだ。
メジャー公式サイト『MLB.com』によると、サマセット・パトリオッツ戦で先発した千賀の投球内容は、6回を投げ球数は75球(ストライク51球)、被安打1、5奪三振、2四死球、失点1。与えた得点は、唯一の安打となったソロ本塁打によるものだった。
同メディアはこの日の印象として、「右尺骨神経の炎症により、当初予定されていた火曜日の2A・ビンガムトンでのリハビリ登板を回避した千賀滉大だったが、木曜日に再びマウンドへ上がり、その内容は肘への懸念をほぼ払拭するものとなった」と評価。
さらに、「今回の登板は、故障による登板延期の影響もあり、球数はやや抑えめだった。6月3日にトリプルA・シラキュースで行なった前回のリハビリ登板では91球を投げていた」と説きながら、「それでも、この日の6イニング投球は、千賀にとって2026年シーズンで2度目の6回完了となった」と振り返っている。
また、ニューヨークスポーツサイト『EMPIRESPORTSMEDIA』でも、日本人右腕のリハビリ登板をレポート。その中では、「この試合で千賀は持ち球をすべて披露し、最速96マイル(約154キロ)を記録。クイーンズ(メッツ本拠地)への復帰に向けて、また一歩前進した」と綴っている。
他にも、「序盤は93~94マイル(約150~151キロ)前後だった直球も、イニングが進むにつれて95~96マイル(約153~154キロ)を計測。変化球の球速も上昇していった」などと指摘。全体的な球速の変化を伝えるとともに、千賀自身のコメントも掲載。試合後、この日のピッチングについて、「投げていくうちにどんどん感覚が良くなっていった。終盤はかなり良い状態で投げられたし、今日の投球量にも満足している」
と心境を明かしている。
本人の言葉からも、投球への自信を取り戻したことが窺える。千賀は紆余曲折を重ねながら、ふたたびメジャーの舞台に立つべく、マウンド上で力強く右腕を振り続ける。
構成●THE DIGEST編集部
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