
「64チーム制ならイタリアも予選突破できるかも。出場を確実にするために208チームまで増やすことだってできる」FIFA会長のジョークに伊議員が激怒【W杯】
当事者からすれば、全く笑えない冗談だ。
出場国が48に増えた史上最大のワールドカップ(W杯)がついに開幕。北中米で世界の強豪が鎬を削っているが、そこにイタリアの姿はない。2006年大会を制したアッズーリは、直近3大会連続で予選敗退。またしてもW杯出場を逃した。
イタリアの大手紙『Corriere dello Sport』によれば、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長がこの状況を受け、ブラジルメディアでジョークを炸裂させたようだ。
スイス出身の56歳は「世界中をさらに巻き込むために、大会を64チームに拡大する可能性についてはすでに検討済みだ」と切り出し、次のように語った。
「その件はFIFA理事会に提出されたが、それまでの間は48チームによるこの第1回大会を楽しもう。64チームになれば、イタリアも予選突破できるかもしれない...彼らの出場を確実にするために、208チームまで増やすことだってできるだろう」
この発言は多くのイタリアファンの反感を買ったなか、同国のガエターノ・アマート議員も不満を露わに。あまりに不適切だと訴えた。
「ジャンニ・インファンティーノは、ワールドカップ予選を突破できなかったイタリアをネタにして冗談を言うのが好きなのか?彼はバーのカウンターでファンとして話しているのではなく、FIFA会長として話していることを忘れてはいけない。その地位はイタリアサッカー連盟の支援があってこそのものであり、節度、敬意、自覚が求められるはずだ」
アマート議員はこうも言う。
「我々は、代表チームの衰退やイタリアサッカーが陥っている惨状を誰よりも恥じている。それを自覚するために、彼の安っぽい冗談など必要ない。イタリアを嘲笑するのは、とりわけイタリアを含む世界のサッカー全体を代表すべき立場にある者にとっては、極めて卑劣な行為と言える。確かにアッズーリの失態は深刻だ。ただFIFA会長の失態はそれ以上に深刻だ」
笑いの対象になってしまったイタリア代表。有無を言わさぬ、かつての強さを取り戻せるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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