
「アメリカ、どうなってんのよ!?」欠航、欠航、また遅延…記者が体感したダラスの現実、日本代表が問われる総合力【現地発コラム】
オランダ戦前々日の6月12日、予定していたフライト(ナッシュビル→ダラス)が欠航となり、いきなり計画が狂った。慌てて次の便を予約したものの、それも欠航。代替便の争奪戦が始まっているに違いないという焦りが頭を支配し、思考回路は次第にショート寸前になっていく。
それでも何とかオランダ戦前日の早朝5時発の便を確保し、ひと息ついたのも束の間だった。空港へ向かう直前、パソコンの画面に表示されたのは「Delayed」の文字。アメリカでは飛行機の遅延や欠航は珍しくないと聞いていたが、まさかグループステージ初戦からその洗礼を浴びるとは思わなかった。
紆余曲折を経て、ようやくオランダ戦前日の練習場に到着。達成感よりも疲労感のほうが大きい。ダラスの気温は34度。ナッシュビル以上の暑さだ。いや、それ以上に容赦なく照りつける日差しが体力を削っていく。
しかし、こうした過酷な環境と向き合わなければならないのは日本代表も同じだ。相手はオランダだけではない。猛暑、長距離移動、連戦による疲労。選手はもちろん、コンディション管理を担うスタッフを含めたチーム全体の総合力が試される。
長友佑都やサポートメンバーの吉田麻也が繰り返し口にしてきた「一体感」とは、単なる精神論ではない。苦しい時に互いを支え、想定外のトラブルにも組織として対応する力のことだろう。ダラスで迎えるオランダ戦は、その言葉の重みを証明する舞台になる。日本代表が掲げる“一体感”の真価が、いよいよ問われる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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