女子テニス界の期待の新星として注目を集めている19歳のビクトリア・エムボコ(カナダ/現世界ランキング9位)について、残念なニュースが入ってきた。6月12日に自身の公式インスタグラム(@vickymboko)を更新し、左ヒザの負傷により今月29日に開幕する今季3つ目の四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)を欠場すると発表した。
エムボコは現地10日に行なわれた「HSBC選手権」(イギリス・ロンドン/芝/WTA500)のシングルス2回戦でカロリーナ・プリスコワ(チェコ/元1位/現106位)と対戦した際にコートで足を滑らせて転倒。この時に同箇所を痛め、第2セット途中での棄権を余儀なくされていた。
これを受け、約4年ぶりのプロツアー復帰を果たした元女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とのダブルスも棄権。同ペアは1回戦でニコール・メリチャー-マルチネス/エリン・ラウトリフ(アメリカ/ニュージーランド)に7-6(2)、6-2で勝利していたが、現地12日に予定されていたレイラ・フェルナンデス/ラウラ・シグムンド(カナダ/ドイツ)との準々決勝を試合前に辞退した。
エムボコは今回の投稿でケガの詳細を報告。その上でウインブルドン欠場と芝コートシーズン早期終了の旨を次のように綴っている。
「水曜日の転倒によって左ヒザの内側側副靱帯(MCL)を負傷しました。そのため残念ながら残りの芝シーズンの大会を欠場することになりました。今年本当に楽しみにしていたウインブルドンにも出場できません。現在は医療ケアを受けており、チームと共にできるだけ早くコートへ復帰できるよう取り組んでいます。励ましのメッセージを送ってくださった皆さん、本当にありがとうございます。とても感謝しています」
最後にはダブルスパートナーのセレナに対する感謝のコメントを残した。
「一緒にプレーするという素晴らしい機会を与えてくれて本当にありがとう。あなたから本当に多くのことを学びました。大会が途中で終わってしまったことはとても残念ですが、また一緒にプレーして、今回やり残したことをやり遂げられることを願っています」
エムボコは昨年のウインブルドンでプロ転向後初の芝ツアー大会に出場。予選決勝で敗れたもののラッキールーザー(欠場者の代わりに予選敗者が本戦に繰り上がる措置)として本戦入りし、1回戦でマグダレナ・フレッチ(ポーランド/現43位)を下して同大会本戦初勝利を挙げたが、続く2回戦でヘイリー・バプティスト(アメリカ/同30位)に敗れていた。
今年のウインブルドン女子シングルスは開幕前の欠場発表が相次いでいる。現時点でバプティスト(ヒザの負傷)、ソネイ・カルタル(イギリス/同72位/背中の負傷)、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア/同104位/体調不良)が出場を取りやめており、エムボコで4人目。代替選手としてダルヤ・ビドマノバ(チェコ/同119位)、ハンネ・ファンデウィンケル(ベルギー/同97位)、パウラ・バドサ(スペイン/元2位/現149位)、フランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同98位)の本戦入りが決定している。
文●中村光佑
【画像】エムボコが自身のSNSでウインブルドン欠場を発表
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