6月14日、阪神競馬場で行われた上半期のグランプリ・宝塚記念(G1・芝2200m)は、武豊騎乗の2番人気メイショウタバルが連覇を達成した。史上初の春古馬三冠がかかったクロワデュノールはゴール前で猛追したものの2着まで。レース直前に降り出した激しい雨で馬場は重馬場となり、メイショウタバルにとってはまさに恵みの雨となった。
【レース動画】胸を張ってフランスへ!武豊メイショウタバルが連覇…宝塚記念殊勲の武豊騎手はレース後、「おそらく天国から松本会長が降らしてくれたのかなと思いました」と昨年亡くなったオーナーの松本好雄氏をしのびながらコメント。さらに、今秋に予定される凱旋門賞遠征については「胸を張ってフランスへ行けると思います」と力強く語り、場内からは大きな拍手と歓声が送られた。
「遅咲きでした(笑)」

宝塚記念、勝利ジョッキーコメント
1着 メイショウタバル
武豊騎手
「本当に嬉しいです。(突然の大雨は)嫌な気持ちではなかったですね。おそらく天国から松本会長が降らしてくれたのかなと思いました。競馬は何があるか分からないので、色々柔軟に考えていこうと思っていたんですけど、2番手で馬も我慢してくれていい形だったので、非常にいいリズムで走ってくれました。(クロワデュノールが追ってくる中)いや、もう本当に今日はやめてくれという気持ちで追っていました。昨年から乗せていただいているんですけど、僕が乗った中でも今日が1番、馬の状態とか、強さを感じたので、すごくスタッフが一丸となって良い仕上げをしてくれたなと思いました。(秋にもまた楽しみが広がってくるんじゃないですか)そうですね。胸を張ってフランスに行けると思います。(2週連続G1制覇となりましたが)ありがとうございます。ようやくピークが来たみたいで、遅咲きでした(笑)本当に今日は朝から多くのファンがすごく声援をかけてくれて、直前ずぶ濡れになった方が沢山いたと思うんですけど、なんとかいいレースをお見せすることができたと思うので、これからも応援してください。今日はありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
6月14日、阪神11Rで行われた第67回宝塚記念(3歳上オープン・G1・芝2200m・1着賞金=3億円)は、武豊騎乗の2番人気、メイショウタバル(牡5・栗東・石橋守)が連覇を達成した。勝ちタイムは2分12秒1(重)。
2着に1番人気のクロワデュノール(牡4・栗東・斉藤崇史)、3着に3番人気のダノンデサイル(牡5・栗東・安田翔伍)が入った。
レース直前にまさかの大雨が降った。急転直下の重馬場変更で、この馬場を大得意としているメイショウタバルに神風が吹いた。スタートをきっちり決めると前半はゆったりした入りで離れた2番手からの競馬に。折り合いもよく進出、直線半ばで先頭に立つ競馬で、ゴール前ではクロワデュノールが迫ったものの見事に凌いで入線、宝塚記念連覇を達成した。また、武豊騎手は先週の安田記念に続くG1連勝で、最年長G1勝利記録を更新している。
「松本会長が(雨を)降らしてくれたのかな」

殊勲の武豊騎手は、「本当に嬉しいです。恐らく天国から松本会長が(雨を)降らしてくれたのかなと思いました」と笑顔。昨年8月に亡くなったメイショウ軍団の総帥、故・松本好雄氏への感謝をにじませ、グランプリ制覇を天国へ捧げた。
宝塚記念を勝ったメイショウタバルは、父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ、母の父フレンチデピュティという血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は松本好隆氏。通算成績は15戦6勝。重賞は2024年毎日杯(G3)、神戸新聞杯(G2)、2025年宝塚記念(G1)に次いで4勝目。鞍上の武豊騎手は同レース6勝目、管理する石橋守調教師は2勝目。
◇宝塚記念とは
上半期の総決算としてファン投票で選ばれた人気馬たちが出走するグランプリレース。有馬記念と並ぶ“夢の舞台”として知られる。阪神芝2200mの内回りコースは急坂もあり、スタミナと機動力、さらには梅雨時期ならではの道悪適性も重要なポイント。過去にはディープインパクトやクロノジェネシスなど歴代の名馬が勝利している。
【全着順】
1着 メイショウタバル 武豊
2着 クロワデュノール 北村友一
3着 ダノンデサイル 戸崎圭太
4着 コスモキュランダ 横山武史
5着 タガノデュード 高杉吏麒
6着 ファミリータイム 幸英明
7着 レガレイラ C.ルメール
8着 ジューンテイク 松山弘平
9着 ミュージアムマイル D.レーン
10着 マイネルエンペラー 川田将雅
11着 シンエンペラー 坂井瑠星
12着 ミクニインスパイア 丹内祐次
13着 スティンガーグラス 岩田望来
14着 シェイクユアハート 古川吉洋
15着 ビザンチンドリーム 西村淳也
16着 ミステリーウェイ 松本大輝
17着 シュガークン 吉村誠之助
競走中止 マイユニバース 横山典弘

