『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2026年6月14日)
NEVER無差別級選手権試合 ○ウルフアロンvs成田蓮×
ウルフが成田に雪辱を果たし、4ヵ月ぶりにNEVER王座返り咲き。真夏の祭典『G1 CLIMAX』初出場を熱望した。
ウルフはデビュー戦となった1・4東京ドーム大会でHOUSE OF TORTURE(H.O.T)のEVILを破り、いきなりNEVER王座を戴冠。しかし、2・11大阪大会でH.O.Tの新リーダーである成田に介入三昧の末に敗れて、わずか1ヵ月ほどでタイトルから陥落した。
その後もウルフとH.O.Tの遺恨は続いていたが、5・3博多大会で因縁のドン・ファレを撃破。同大会で成田はボルチン・オレッグを無法粉砕してNEVER王座初防衛を果たすと、その後も暴行を加えたが、ウルフが救出に登場し、「てめえに勝たないと俺は次のステップに行けねえんだよ。次はそのベルトを懸けて、俺と戦え」とアピールし、5ヵ月ぶりの再戦が決定した。
ゴングを待たずに成田が襲撃。場外戦に持ち込むと、パイプイスで背中を殴りつける。さらに、左ヒザもイス攻撃で狙い撃ち。ウルフは左ヒザを押さえて場外で苦もんする。H.O.Tのメンバーがすかさずウルフに襲いかかり、なおもヒザを痛めつけた。成田はヒザ十字固めで仕留めにかかるも、ウルフはロープに逃れる。
その後もスキを突いてH.O.Tの面々はしつこく乱入。一度はウルフが返り討ちにし、成田を攻め立てて、三角絞めに捕らえたものの、ここでもH.O.Tが介入した。無法地帯に持ち込むと、総出でストンピングを浴びせる。すると、本隊のKONOSUKE TAKESHITA、矢野通が救出に登場し、H.O.Tの面々をバックステージに連行した。
息を吹き返したウルフは成田が急所蹴りを狙っても、それをキャッチして一本背負いでぶん投げる。カウンターのラリアットを振り抜いて成田を1回転させると、秘策のリバースアングルスラムがさく裂。大阪城ホールが「ウルフ」コールに包まれるなか、正調アングルスラムへ。
粘る成田はレフェリーに掴みかかって視界を防ぐと、急所蹴りからダブルクロスをズバリ。ウルフが肩を上げても、クロス式ヒザ十字固めで絞めに絞める。またも「ウルフ」コール一色となると、ウルフは自分の腕を噛んでギブアップを拒否し、執念のロープエスケープを果たした。
ならばと、成田は地獄の断頭台の構えに。ウルフは間一髪で回避すると、豪快なパワースラムで起死回生。成田が先に立ち上がったものの、ウルフは裏投げでも引っこ抜くと、最後はアングルスラムで3カウントを奪った。
ウルフが成田に雪辱を果たし、4ヵ月ぶりにNEVER王座奪回。大歓声のなかでベルトを腰に巻いたウルフは、両腕を高々と掲げてみせた。バックステージで「まだまだ1人で闘い抜くっていう、僕が目指してる、このプロレスラー像には遠すぎてはないと思うんですけど、いまだ近すぎずっていうふうな形で終わってしまったかな」と振り返ったが、「僕の1月4日から始まったプロレス人生が一つ、この半年間で取られたものを取り返すっていうところ、僕の目標としたところが、まあすべて達成できたっていうのは、まあ、しっかりとやってきてよかったな」と安堵の表情を見せた。
「夏に向けて、いい流れを持っていくことができたんじゃないかというふうに思ってるので、この流れを切らさず、これからも継続していければ」と誓ったウルフが見据えるのは真夏の祭典・G1。この日、出場メンバー(全20人中14人)が発表となったが、そこにウルフの名前はなかった。しかしNEVER王者に返り咲いたことで出場資格は十分。初出場が期待されるところとなった。
「もちろん、“今年プロレスを始めたヤツがそんなすぐに『G1 CLIMAX』出れるか"っていう意見もあるのは重々承知の上」と前置きしたウルフは「プロレスやってるからには、トップを目指すのは僕はいいことだと思いますし、今回の僕の試合、新日本プロレスの上の方たち、上の方たちにしっかりと見てもらって、“ウルフなら出しても大丈夫だ"というふうに思っていただけたらうれしいですし、出れるようになったら、全力を尽くしていきたい」と希望。「今年は『G1 CLIMAX』に出て、いろんなプロレスを学びたい。もちろん勝ちたい気持ちもある中で、それよりもたくさんの人と試合をして学びたいという気持ちの方が強いです」と真夏の祭典を見据えた。

