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【新日本】辻が新兵器でニューマンからIWGPヘビー奪回 決意の“現世代”宣言「新日本プロレス、覚悟はいいか!?」

【新日本】辻が新兵器でニューマンからIWGPヘビー奪回 決意の“現世代”宣言「新日本プロレス、覚悟はいいか!?」

『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2026年6月14日)
IWGPヘビー級選手権試合 ○辻陽太vsカラム・ニューマン×

 辻が新兵器ファイヤーブラスターでニューマンからIWGPヘビー級王座を奪回。2ヵ月ぶりに至宝を腰に巻いた辻は「俺は今日限りでこの新世代という言葉を使うのをやめる」と決意を見せると、レスラーたち、日本、世界、そして新日本プロレスに対して「覚悟はいいか!?」と問いかけた。

 NEW JAPAN CUP覇者のニューマンは4・4両国大会で辻を破り、史上最年少でIWGPヘビー級王座初戴冠。5・4博多大会では鷹木信悟を破り、初防衛を果たした。5・6唐津大会で、前王者の辻がタッグマッチながらニューマンからピンフォール勝ちを奪うと、「あのIWGPのベルトを分解した者として、その責任と覚悟を胸に、俺は次のDOMINION、メインイベント、カラム・ニューマンの前に挑戦者として立ってやるよ」と挑戦表明。上半期の天王山となる大阪城ホール大会のメインで約2ヵ月ぶりの再戦が行われることになった。

 昨年のG1公式戦では辻が勝利しており、過去の戦績は1勝1敗の五分。辻は5月9日の記者会見で急所蹴りを受けて踏みつけられると、大会前日会見ではテーブルに叩きつけられて大の字に。二度にわたってニューマンに屈辱を受けていた。

 新入場テーマ曲で登場した辻が首攻めで王者の出鼻をくじくと、腹部と腰攻めにシフトする。だが、場外戦になると、ニューマンが逆襲。リングサイドの観客席に辻を座らせると、捨て身のドロップキックで突っ込んで蹴り飛ばした。辻は大きなダメージを負ったものの、余裕を漂わせる若き王者の腰を風車式バックブリーカーで攻めると、トペスイシーダを敢行する。

 ニューマンは場外からエプロンめがけてバックドロップを決めてペースを奪うと、リング下からテーブルを取り出し、リングサイドに設置する。そのうえで花道にいる辻に突進したものの、辻はショルダースルーを強行。負けじとニューマンも花道上でのハイキックで不意を突くと、観客席に転落した辻めがけて、花道からトペコンヒーロを浴びせた。

 チャンスを手にしたニューマンはダイビングフットスタンプを投下。ハイスピードの先読み合戦のなかで何度もオスカッターを仕掛ける。辻はヒザ蹴りで迎撃し、ブレーンバスタースラムで叩きつけたものの、ニューマンも以前から使用していたMADE IN JAPANで押し返した。戦場はエプロンに移動。どちらも場外のテーブルを使おうとスリリングな攻防を繰り広げるが、ニューマンは辻のジーンブラスター狙いを切り抜けると、エクスカリバー(背中へのフットスタンプ)を強行。辻はテーブルの上に転げ落ち、鉄柵にも激突して深刻なダメージを負った。

 「陽太」コールが巻き起こると、辻はカウント19でリングイン。すかさずニューマンはランニングローキックやエルボーで腹部を射抜き、ファイヤーボルトでぶん投げた。腹部を押さえて苦しむ辻だったが、コーナーめがけてのフロントスープレックスを決めて活路。ニューマンは左肩を強打して苦もんする。

 それでも手招きし、ツバを吐いたニューマンだったが、辻はヒザ蹴りを見舞って距離を作ると、ショートレンジでジーンブラスターを突き刺した。正調ジーンブラスターはキャッチされて不発に終わったものの、オスカッターをジーンブラスターで撃墜してみせる。動きの鈍ったニューマンのサイドからジーンブラスターの要領で突っ込むと、そのまま捻りを加えてバックドロップのようにぶん投げる新兵器で3カウントを奪った。

 歌手のMay J.さんが制作した新テーマ曲を聴いていた時に考案したという新技・ファイヤーブラスターで辻が2ヵ月ぶりにIWGPヘビー級王座を奪回。マイクを持ち、「IWGP取り戻したぞ!」と叫ぶと、場内は「陽太」コール一色に。リングを去るニューマンに対し、「1・4東京ドームで俺はこのベルトを手にした。そして、時代を掴んだと思っていた。でもさ、カラム・ニューマン、あんたみたいなとんでもないバケモノが出てきちまうなんて、やれやれだぜ。カラム! たまたまいいのが入ったみたいだな。でも、まだ終わっちゃいねえぞ。何度でも俺はお前の挑戦受けてやる」とメッセージを伝えた。

 そして、「この新日本プロレスは本当の意味で新時代を迎える。今まで幾度となく新時代、新時代、新時代、そう言ってきた。でも、俺は今日限りでこの新世代という言葉を使うのをやめる。俺が現世代で、俺たちが現世代だ」と決意の“現世代"宣言。「同じように何度も口にしてきた。自分を奮い立たせるため、弱さを受け入れるため、『覚悟はいいか?』『覚悟はいいか?』と耳が痛くなるほどに」と辻の代名詞と言える「覚悟はいいか?」の言葉にも触れ、「この新日本プロレスが迎える新時代を背負う覚悟はできてるに決まってんだろ!!」と絶叫した。

 歓声を巻き起こすと、「でもさ、覚悟を決めてるのは俺だけじゃないと思うんだ。おい、裏で見てるんだろ、新日本の選手たち。出てこいとまでは言わないさ。ただよ、俺は信じでいる。この新日本プロレスで戦うレスラーたちはみんなこの時代を背負っていく覚悟を持っていることをな」と仲間のレスラーたちにも思いをぶつける。最後に「おい、新日本レスラーたちよ。おい、日本よ、覚悟はいいか!? おい、世界よ、覚悟はいいか!? そして、新日本プロレス、覚悟はいいか!?」と全方位に“覚悟"を問い、「俺がIWGPヘビー級チャンピオンだ!」と吠えて、大阪城ホール大会を締めくくった。

 バックステージでは迫り来る『G1 CLIMAX』に言及。「これからG1だ。次の相手はG1で俺を倒したヤツか。それとも優勝したヤツか。リングで言った通り、俺はこれから先頭に立ってこの時代を引っ張っていく。先頭に立つってことは一番空気抵抗を受けるんだ。そうだよ、それが俺の使命だ」と覚悟を改めて語り、「ファイヤーブラスター、この技で俺はG1、そしてIWGPを戦っていくんだ。さあ、上半期が終わった。G1を迎えて東京ドームまで緩めることなく全力で走っていくぞ」と宣言。IWGPヘビー級王者としてのG1覇者は1995年の武藤敬司、2000年の佐々木健介以降、生まれていないが、「俺はIWGPを復活させた。俺は誰もできなかったことをやった男だ。誰かがやったこと、当然俺だってやんなきゃいけないだろ。そういう思いでこれからのG1に挑みたいと思います」と王者としての優勝を予告した。


【試合後の辻】

▼辻「(※勝利者席に座り)俺たちはリングの上で鍛え抜かれた超人なのかもしれない。でも、完璧じゃない。俺はカラムから獲った。でも、どうやらヤツは少し不完全燃焼のようだな。そんなんで終わるタマじゃねえだろう、お前は。これから『G1』だ。次の相手は『G1』で俺を倒したヤツか、それとも優勝したヤツか。リングで言った通り、俺はこれから先頭に立ってこの時代を引っ張っていく。先頭に立つってことはな、一番空気抵抗を受けるんだ。ああ、そうだ。それが俺の使命だ。ここで話は変わるが、聞こえるか、この音楽? 俺の大好きなMay J.さんが俺のために曲を作ってくれたんだ。この曲を聞いて、入場で震え立ったぜ。いろんなとこから、俺たちは力をもらってるんだ。この入場曲、そしてファンの声援、そして冴え滾る相手のファイティングスピリット、全てがこのリングの中で渦巻いている。そんなセルリアンブルーのリングが、俺は最高に好きだ。それにしてもニューマン、最後によくジーンブラスターを返したな。あの状態で我ながらよくやったと思うよ。最後の技、見てたか? あれはな、このMay J.さんが作ってくれた『ワイルドファイヤー』、この曲を聞いている時に思いついた新技だ。そう、あの技はファイヤーブラスター。この技で俺はこれから『G1』、そしてIWGP闘っていくんだ。さあ、上半期が終わった。『G1』を迎えて東京ドームまで緩めることなく全力で走っていくぞ。(※立ち上がって)質問はありますか?」

──改めて王座奪還おめでとうございます。このIWGPを獲って改めて『G1』にチャンピオンとして向かうのと、あとご自身の時代も高らかに宣言されてましたけれども、これから自分がこの団体をどんなふうに導いていきたいのか、『G1』への意気込みも含めてお願いします。

▼辻「はい。山崎アナ、いつも『ワイド!スクランブル』観てます」

──ありがとうございます。

▼辻「はい。この団体をどうしたいか。それは今までと変わらない。俺は何度も言うようにこのIWGPが最高であり、セルリアンブルーのリングが最高だと信じている。それを自分の力で、そして新日本の最高のレスラーたちと証明するだけだ。そして『G1』、最近はチャンピオンとして獲ったヤツはいないよな。おそらく歴代1人だろう(※実際は武藤敬司と佐々木健介の2人) 俺はIWGP(ヘビー級王座)を復活させた。今まで誰もできなかったことをやった男だ。誰かがやったことがあること、当然俺だってやんなきゃいけねえだろう。そういう思いでこの『G1』、これからの『G1』、挑みたいと思います」

──辻選手、新日本プロレスが今月末から体制が変わります。それに対して、辻選手としては親会社であるテレビ朝日にどういうことを要求したい、注文したいですか?

▼辻「そうですね。これは今までの自分たちにも責任があるかもしれないけど、やっぱりプロレスラーとしての知名度をもっと高めていかなきゃいけない。そして、選手の流出を防ぐこと。俺たちはこの新日本プロレスで試合をしたいと、常に願っている。ただ世界には、この新日本プロレスからレスラーを誘う団体がいっぱいあるだろう。そんな団体に負けないような団体作り、俺たちも一緒に、同じ方向を向いてやっていかなきゃいけないと思う。これが、俺がテレビ朝日に、そしてサイバーエージェントさんにも求めることだ。ありがとうございました」

※カラムはノーコメント

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