『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2026年6月14日)
IWGP GLOBALヘビー級選手権試合3WAYマッチ ○海野翔太vsドリラ・モロニーvsアンドラデ・エル・イドロ×
海野が大混戦となった3WAY戦でアンドラデを破り、GLOBAL王座奪取。悲願のタイトル初戴冠を果たしたものの、AEWのゲイブ・キッドが乱入し、海野を襲撃KOした。
アンドラデは負傷欠場となったゲイブに代わって5・3博多大会でGLOBAL王者の辻陽太に挑戦。30分を超える激闘を制して、GLOBAL王座初戴冠を果たした。試合後、「俺に挑戦したいヤツは?」と投げかけると、モロニーと海野が登場。アンドラデは3WAY戦を自ら提案し、大阪城ホール大会で初防衛戦が実現した。
GLOBAL王座を新日本に取り戻そうと海野とモロニーはわれ先にとアンドラデに襲いかかったものの、2人は小競り合いを繰り広げる。モロニーには歓声、海野にはブーイングが飛んだ。共闘はせずに3人が激しくせめぎ合うと、アンドラデはセカンドロープの上に寝転びロス・インゴベルナブレスを意識して拳を突き上げる。それを飛び越えて海野が場外のモロニーにトペコンヒーロを敢行すると、アンドラデもコーナーからケブラーダで飛翔した。
アンドラデの空中殺法が際立ったものの、誰かが主導権を握ると、誰かがそれを潰す展開が続く。打撃も連鎖すると、その後も攻守が何度も入れ替わるが、決定的なチャンスを掴んだのはモロニーだった。アンドラデをパイルドライバーで突き刺すと、観客も「モロニー」コールで後押し。だが、他の2人も下がらず、海野のラリアット、アンドラデのリバースフランケンが連鎖して、3人が同時に大の字となった。
先に動いたアンドラデは海野にザ・メッセージの構え。海野に振り払われたものの、モロニーにフェイント式バックエルボーをねじ込み、返す刀で海野をカナディアンデストロイヤーで突き刺すと、今度こそザ・メッセージを繰り出す。3カウント寸前でモロニーのカットが間に合うと、アンドラデはコーナーマットを引っぺがし、海野に鉄柱めがけての攻撃を狙う。
モロニーがジャンピングハイキックで斬り込み、アンドラデを担ぎ上げると、ドリラキラーへ。アンドラデに切り返されてもしつこく狙い続け、ついに必殺技で王者を突き刺した。好機となった瞬間、海野は背後からのニーアタックでカットイン。モロニーをラリアットで場外に排除すると、アンドラデに襲いかかる。激しい抵抗を受けながらもDDTで黙らせた海野は、ダメージを引きずる王者をSecond Chapterで叩きつけた。モロニーが必死に飛び込んだものの、あと一歩カットが間に合わず、海野がアンドラデから3カウントを奪った。
ブーイングを浴びながらも、海野がアンドラデから直接勝利を上げて、GLOBAL王座奪取。悲願のタイトル初戴冠を果たした。モロニーは悔しさをあらわにしながらも、最後は海野と握手を交わす。
モロニーがリングを去っていくと、ここでAEWのゲイブが乱入。海野をパイルドライバーでKOすると、マイクを手にして「オイ、ドウシタ!?」と雄叫びを上げる。ぼう然とする元盟友のモロニーに「こうなるのはお前だった。お前自身がそれを一番よくわかっているはずだ」と投げかけると、海野を踏みつけた。
「デスライダーからの伝言だ。お前は最初から俺たちの仲間じゃなかった。あれは単なるお情けだったのさ。俺たちは言ったことを必ずやる! この業界の基準を作るのは俺たちだ! お前は父親が与えてくれたチャンスを全部無駄にしてきたんだ」と海野の師匠格であるジョン・モクスリーの言葉を伝えると、「ドウシタ? メッチャデブシャチョウ」とテレビ解説席の棚橋弘至社長も挑発した。
新日本への憎悪を口にしたゲイブは「こいつがチャンピオンなんだろ? 俺が本物のチャンピオンっていうのはどういうものか見せてやる。俺は欲しいものはなんだって奪い取る。俺は怪我してなかったら、お前はベルトを持つことはなかった」と海野を酷評しつつ、GLOBAL王座獲りに照準。ベルトを手にし、倒れる海野を再び踏みつけると、リングのライオンマークにツバを吐きかけた。暴走は続き、「WWEなんかクソ食らえ! AE…いや、違うな。新日本なんかクソ食らえ! AEWこそ最高のプロレス団体だ」と言い放ち、日本語で「オレハシンニホンプロレスシジョウイチバンウラギリモノ」と豪語すると、ベルトを投げ捨ててリングをあとにした。
初戴冠の喜びから一転して大の字に追い込まれた海野の顔には悔しさしかない。ライオンマークからゲイブの吐いた唾を拭うと、セコンドの肩を借りて花道を下がっていく。それでも客席に一礼。「ありがとうございました!」と叫んでみせた。
バックステージでもタイトル奪取の喜びではなく、ゲイブの暴挙に対する怒りをあらわにした海野は「次はどこだ? 『FORBIDDEN DOOR』なのか? 『G1』なのか、その前なのか、その後なのか、いつでもどこでもいいよ。全力でIWGP獲ったからには、全力で守り抜いてやる。お前みたいなクソ野郎が新日本に簡単に上がれると思うなよ」とゲイブに宣戦布告した。

