
オランダに押し込まれた日本を救った“42分の静止”。鎌田大地が見せた秀逸なゲームメイク【W杯】
2026年6月14日(日本時間15日)、日本代表が北中米ワールドカップでオランダと対戦。2度リードされながらも粘り強く戦い、中村敬斗と鎌田大地のゴールで2−2のドローに持ち込んだ。
立ち上がりから押し込まれた日本はなかなか主導権を握れなかった。最終ラインが引き気味で上手くショートカウンターを発動できないまま、オランダの攻撃を凌ぐ形となった。
押し返す時間帯もあったとはいえ、前半30分過ぎまでオランダのペースだった。しかし──。ひとつのプレーがオランダ優勢の流れを止めた。
0−0で迎えた42分、ボランチの鎌田がセンターライン付近でボールを持ったまま動かない。相手も寄せてこない状況で、この司令塔はたっぷりと時間をかけて日本に呼吸する時間を与えたのだ。
悪い流れを断ち切るうえで、見逃せないシーンだった。
ボールを動かせば良いわけではない。上手くいかない時はあえて動かさない。これもゲームメイクのひとつだ。
日本が押し込まれていた時間帯だからこそ、その”静止”の価値は大きかった。鎌田の秀逸なセンスが垣間見えたシーンだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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