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【岩本輝雄】やっぱり伊東の“左”はブラフだったか! 右サイドで躍動感。オランダ相手に弾みがつくドローだったね【W杯】

【岩本輝雄】やっぱり伊東の“左”はブラフだったか! 右サイドで躍動感。オランダ相手に弾みがつくドローだったね【W杯】


【W杯GS第1節】日本 2-2 オランダ/6月14日/ダラス・スタジアム

 ワールドカップは現地観戦。ダラスに来ました。4年に一度の祭典、雰囲気も良くて、最高です。

 日本の初戦、オランダ戦。盛り上がったね。粘り強く2-2の引き分けに持ち込んだ。

 もちろん、勝ちたかったけど、二度のリードを奪われても、追いついてみせた。日本の底力を改めて感じたよ。

 序盤は、ほとんどハイプレスはなくて、構える守備。おそらくは、90分のプランでそうやっていたんじゃないかな。

 我慢の時間が続いたなかで、みんながそれぞれの役割をしっかりとこなしていた。本当なら、久保ももっと前でプレーしたかったかもしれないけど、彼も献身的な守備でチームを助けていた。
 
 途中出場の選手たちも、やるべきことを表現できていたと思う。特に右サイドでは伊東と菅原が好連係を見せて、チームを勢いづかせていた。

 伊東は壮行試合のアイスランド戦では、左シャドーでプレーしていた。以前のコラムで、この起用はどうなのかなって書いたし、実は本番に向けたブラフなんじゃないかとも思っていた。策士でもある森保監督ならば、そういう“準備”はしそうだよね。

 実際、オランダ戦では、彼が得意とする右サイドで存在感を放っていた。中にポジションを取っても、外に開いてアグレッシブに仕掛ける。生き生きとしていた。

 そして終盤には、その伊東のコーナーから小川のヘディングシュートが鎌田の頭をかすめて同点に追いつく。サイズで上回るオランダを相手に、セットプレーで点を取れたのは、痛快だった! 

 試合を通じては、本当によく耐えたと思う。地力では、もしかしたらオランダのほうが上かもしれないけど、そういう相手に日本はワールドカップという舞台でも簡単に負けなくなったし、チャンスもそれなりに作ることができていた。

 引き分けでも、次に弾みがつく内容だった。チュニジア戦は勝点3を掴み取ってほしいね。

【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、54歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。神奈川県3部リーグの「FIVESTAR」で監督兼プレーヤーを務める。

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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