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小鳥遊るい、#ババババンビ 解散からの去就――芸能界引退の決意から一転、ゼロイチファミリア初の“正社員プロデューサー”へ

小鳥遊るい、#ババババンビ 解散からの去就――芸能界引退の決意から一転、ゼロイチファミリア初の“正社員プロデューサー”へ

ゼロイチファミリア初の“正社員プロデューサー”となった小鳥遊るいにインタビュー
ゼロイチファミリア初の“正社員プロデューサー”となった小鳥遊るいにインタビュー / 撮影:山田健史

#ババババンビ のメンバーとして日本武道館のステージに立ち、2026年春のグループ解散後はその去就に注目が集まっていた小鳥遊るい。彼女が選んだ新たな道は、表舞台からの引退でも別のグループでの再始動でもなく、古巣である芸能事務所・ゼロイチファミリアの正社員となり、自ら新グループを立ち上げる「アイドルプロデューサー」への就任という、驚きのセカンドキャリアだった。アイドルオタクでもあった小鳥遊だからこそ語れる、アイドルの表と裏、ファンへの偽らざる思い、そしてこれから仕掛ける新プロジェクトへの大いなる野望とは――。

全3回にわたるロングインタビューの第1回では、解散後に訪れた心境の変化や、芸能界引退から一転して「正社員プロデューサー」になるに至った驚きの舞台裏を赤裸々に語ってもらった。

■解散直後に訪れた「心のぽっかり穴」と一度は覚悟した完全引退

――まずは#ババババンビ の解散以降、今日に至るまでどのように過ごされていたのかを教えてください。ファンの間では引退を心配する声が非常に強かったように思います。

そうですよね。ファンの皆さんには解散以降、私がこの先どうするのかを一切お伝えしていなかったので、本当に心配をかけてしまったなと思っています。

解散ライブが終わって、その翌日の最後のイベントも全て終えた瞬間は、本当にスケジュールが真っ白になり、何もない状態になりました。そのときは「ああ、本当に私のアイドル人生が終わっちゃったんだな…」と、ぽっかり穴が空いたような寂しさを強く感じていたのが本音です。

でも、それまでが本当にありがたいことに駆け抜けるような忙しさだったので、まずは心と体を休めようと思って。今までできなかったような、普通の生活を意識して過ごしていました。スーパーに行って自分で食材を選んで、おうちでのんびり自炊をしてみたり、お母さんと一緒に旅行に出かけたりして、まずはリフレッシュする期間を作っていました。その時間を過ごしながら、これからの人生をどう歩んでいくかをゆっくりと考えていたんです。

――一度は芸能界から完全に退く考えもあったと?

本当にそのつもりでした。私の中で、#ババババンビ としてのアイドル活動は全力でやりきったという強い達成感があったんです。やり残したことはないと言えるくらい、すごく楽しかったし、すてきな思い出として心に残りすぎていたので、これ以上自分がステージに立つことはないな、と。だから、解散を機に芸能活動は完全に引退して、大学の同級生たちと同じように、どこかの企業に普通に就職して、会社員として働こうと考えていました。

実際に、就職して社会人として働いている友達に連絡を取って、「社会人ってどんな感じ?」とか「どういうふうに仕事を探したの?」って話を聞いたりして、就職活動の準備を進めていたほどでした。
小鳥遊るい
小鳥遊るい / 撮影:山田健史


■事務所からのまさかの提案――「ゼロイチファミリアの社員としてプロデュースを」

――そこから一転、ゼロイチファミリアの“正社員”になり、さらにアイドルプロデューサーに就任されるという急展開には、どのような経緯があったのでしょうか?

実は、解散した後も「これからどういうふうに生きていこうか」という相談や報告をするために、何度か事務所へ通っていたんです。マネジャーさんやスタッフさんに「一般企業への就職を考えて友達に話を聞いたりしているんです」という進捗をお話ししていました。何回か話し合いを重ねている途中で、あるとき事務所の方から「だったら、るい自身がゼロイチファミリアの社員として就職して、ここでアイドルプロデュースをやってみるのはどう?」と、思いもよらない提案を頂いたんです。

それを聞いた瞬間は、本当に頭の中が真っ白になるくらいびっくりしました。全く予想もしていなかった選択肢だったので、「えっ、私がプロデューサーに!?」って。でも、事務所の方はただ思いつきで言ってくださったわけじゃなくて、すごく具体的な新プロジェクトの企画書や、今後のスケジュール、それに「会社としてこれだけのサポート体制を用意できる」という詳細なプレゼンをその場で見せてくださったんです。さらに、「もちろん、正社員として迎えるよ」と仰っていただいて。

ゼロイチファミリアは私をゼロから育ててくれた場所ですし、働いているスタッフの皆さんのことも心から信頼していました。全く知らない新しい会社に飛び込んでイチから人間関係を築くよりも、気心の知れた、私のことをよく分かってくれている皆さんと一緒に新しい挑戦ができるというのは、安心感がありました。

何より、大好きなアイドルのプロデュースというお仕事は、私にとってこれ以上ないくらい興味のある分野でした。だから、お話を伺ってすぐに「これは絶対にやりたい! これが私の進むべき道だ」と確信して、挑戦することを決意しました。

小鳥遊るい
小鳥遊るい / 撮影:山田健史

■6月から始まった会社員生活、初めての名刺に元メンバーたちもエール

――すでに社会人としての活動はスタートしているのでしょうか?

はい! 6月からゼロイチファミリアの社員として実際に働き始めています。一応、正式発表は6月15日のSNSでのプロデューサー就任発表のタイミングになるのですが、本当にここ最近の出来事なので、毎日が新しいことの連続で緊張しています。

人生で初めて私個人の「名刺」というものを作っていただいたのですが、まだ名刺入れすら持っていなくて(笑)。うれしくて、すぐに名刺を持った自分の写真を、同じ事務所に残っている(#ババババンビ の)メンバーに「見て見て! 名刺できたよ!」って送っちゃいました。「その名刺、絶対に頂戴ね!」って言ってくれました(笑)。

――岸みゆさんは「私を新グループに入れて」と言いそうですね(笑)。

岸みゆちゃんが入っちゃったら、新しく入ってくる子たちが恐縮しちゃって大変なことになるので、そこは丁重にお断りしようと思っています(笑)。でも、そうやってメンバーだった仲間が背中を押してくれたのは、本当に心強かったですね。


小鳥遊るい
小鳥遊るい / 撮影:山田健史

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