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【三浦泰年の情熱地泰】ついに開幕したW杯で、まずは貴重な勝点1。今後の予想は…

【三浦泰年の情熱地泰】ついに開幕したW杯で、まずは貴重な勝点1。今後の予想は…


 6月15日。

 日本は早朝5時。「君が代」が流れ、いよいよ初戦の試合がキックオフされた。
 

 アメリカ・ダラスでの日本代表の勇気あるプレーが、強豪オランダ代表の弱い部分を露呈させた。

 結果的には、一つずつ先をいかれた末の2-2ドロー。先制され、追いついて、突き放されという展開から、2回追いついての勝点1は、日本代表の力を過信してしまえば物足りないということかもしれないが、オランダ代表選手の顔ぶれと個人の能力は、この試合だけでも凄いことは分かる。

 その世界基準の相手に、ベンチも含め一体感で決勝トーナメント進出を意識した締め方をした。

 今までのワールドカップのレギュレーションであれば2位以内に入るのが突破の条件だったが、今回は3位チームが8チーム出られる。そうしたルールを考えれば、引き分けでもOKという雰囲気が、最後のアディッショナルタイムには感じとれた。

 しかし、あの時間帯からのオランダには弱さも感じとれた。日本が勝点3を狙えるまで相手の心と身体をやっつけた感じがした。この粘り強さと集中力が日本のストロング(強み)なのであろう。

 ただ、オランダの仕留める力。こじ開ける強引さ、スピードは、驚異でもあった。終始、日本代表が攻撃している時の切り替え時には、オランダのアタッキングプレイヤーは注意しないといけなかった。

 しかし、後半のあの時間帯に、これ以上は失点をしないという切り札の冨安健洋選手。

 そして、絶対に点を取るんだというジョーカーに、伊東純也選手と小川航基選手。

 この投入は明らかにオランダ代表の交代策よりも、効果が高かった。

 日本代表は、ベンチ含めて総力戦で引き分けに“持ち込んだ”。オランダ代表は勝点3から引き分けに“持ち込まれた”。このメンタル的な微妙な違いをお互いが持ちながら、次節は日本がチュニジア戦、オランダがスウェーデン戦となる。

 今回のワールドカップは出場国が増えて32が48になった。それにより、決勝トーナメントが32という枠になり、ベスト16、ベスト8と新しい景色を見るまでにはトーナメントで2勝しなければならない。

 その分、グループリーグでの3試合の戦い方も順位によっても対戦相手が変わる。そして、3位チームが12グループ中8チーム残れるという意味においても、オランダ戦の勝点1は、非常に大きな1となる。

 タラレバになるが、勝点0で終わっていれば、3位さえも難しいという精神的に強いストレスが生まれる。

 しかし、2018年ロシア・ワールドカップ後から8年間にわたり森保監督と共に歩んで来たこのグループはそうだったとしても、逆に強いメンタリティーで乗り越えるのであろう。

 その嫌なストレスを前向きな精神にさせる、トーナメントを見据えたサッカーを展開できるだろうと予感させる、2-2の引き分け「勝点1」であった。
 
 僕はオランダ戦前日、凄いパワースポットにて行なわれたワールドカップイベントに招かれた。福岡の太宰府天満宮での「トークショー」だ。

 東京藝術大学学長の日比野克彦さんと元日本代表監督、現日本サッカー協会副会長の岡田武史さんも参加された。

 
 日比野さんはかなり前に知り合いながら10年以上ぶりにお会いし、岡田さんとはお話をするのは「初めまして」。

 日比野さんがファシリテーターとして、楽しい、未来に繋がるトークタイムになった。

 太宰府は天満宮を中心とした地域アート活動との関わりが深く、日比野さんがプロデュースした市民参加型プロジェクト「アジア代表日本FUNE」も当地で展開されてきた。そうした縁もあり、現在は太宰府天満宮と東京藝術大学、JFAが協働し、日本代表への応援をアートで表現する「アジア代表日本2026」を開催している。

 2人ともお忙しい中で実現したトークショーは本当に貴重な時間であり、感謝と学びの時間となった。

 そしてたくさんの人たちが改めて日本のサッカーを応援してくれている事を知り、自分自身もしっかり貢献していきたいと感じた。

 やはりトークショーの締めはグループリーグの予想だった。

 4年前の岡田さんの予想はズバリ2勝1敗。ドイツに勝ってコスタリカに負けて、スペインに勝つという周囲もびっくりな予想をピタリ当てたという。

 ここだけの話。今回もまずはオランダ戦引き分けをズバリ当てている。

 残り2戦、チュニジア、スウェーデン戦の予想は来た人のみが知る。このような事を最初に言ってしまうのはどうかと思うので…、このコラムでは発表は控えよう。

 そして、僕の予想は岡田さんに乗った…笑。

 次節、チュニジア戦。また日本中が信じて戦う日になる。

2026年6月15日
三浦泰年

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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