現地6月15日(日本時間16日)、セントルイス・カーディナルスのダスティン・メイが本拠地ブッシュ・スタジアムで行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に先発登板。9回101球(うちストライク69球)、被安打1、奪三振9、与四球1の圧巻のピッチングで3対0の完封勝利を挙げた。
メイは7回先頭のフェルナンド・タティスJr.に四球を与えるまで完全試合のペースを維持。その後、マニー・マチャドに安打を許してノーヒットノーランこそ逃したものの、動揺することなくパドレス打線を封じ込めた。最後はタティスJr.を空振り三振に仕留め、メジャー通算71先発目で自身初となる完投・完封を達成。今季成績は14試合で5勝6敗、防御率3.75、WHIP1.14とした。
米放送局『ESPN』によると、試合後のメイは「これほど調子が良いと感じたのは本当に久しぶりだ」と充実感を口にした。また、試合を締めくくった後の心境については、「これまでキャリアで経験してきたすべてのことを考えると、本当に最高だった」と話し、感慨深げに振り返ったという。
ロサンゼルス・ドジャースで2019年にメジャーデビューを果たしたメイは、25年のトレード期限日にボストン・レッドソックスへ移籍し、今季からカーディナルスに加入。これまでのキャリアでは度重なる腕の怪我に加え、生命を脅かす食道裂傷にも見舞われた。21年~24年の4年間で登板はわずか101イニングにとどまり、24年シーズンは全休。『ESPN』は、そんな右腕が「故障に苦しんだキャリアの中で最も支配的な投球を見せた」と伝えている。
苦難のキャリアを乗り越えてつかんだ初の完投完封は、復活を印象づけるマウンドとなった。
構成●THE DIGEST編集部
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