
「俺らが死んだら終わりだぞ」長友佑都がベンチメンバーに放ったひと言。オランダ戦で見えた森保ジャパンの”一体感”【W杯】
「俺らが死んだら終わりだぞ」
北中米ワールドカップのオランダ戦、長友佑都はチームメイトをそう鼓舞していた。
「試合中ずっと声を出していたので、何を言っていたか正確には覚えていません。飲水の時(3分間のハイドレーションタイム)我慢強く戦えば絶対にチャンスは来ると。自信を持って戦うだけだと。失点して負けていたシチュエーションもあったので、前を向かせる声かけをしました。あとはベンチメンバーにも『俺らが死んだら終わりだぞ』と」
5大会連続メンバー入りした“生けるレジェンド”だからこそ説得力のある言葉だ。その長友の声に呼応するように、チームはひとつになっていた。ベンチメンバーの瀬古歩夢も、ハイドレーションタイムには久保建英や鎌田大地にタオルを手渡すなど、ピッチ外からチームを支えていた。
「外にいる自分たちがどれだけサポートできるか。それはベンチメンバーの役割。何かしたいというよりもすべきというか。チームがより良い方向に向かうよう自分もやっただけです」
クラブでは主力を担う選手でも代表ではベンチスタートを受け入れなければならないなか、瀬古は改めて“一体感”を強調した。
「自分が出ているときも、ベンチの選手たちが水を渡してくれたりしてくれますから。このチームは、それが当たり前にできるチームだと思っているので。自分がすべきとかじゃなくて、当たり前にできるチームになっています」
長友が叫んだ「俺らが死んだら終わりだぞ」という言葉通り、日本代表はピッチに立つ11人だけでなく、ベンチを含めた全員でオランダに立ち向かっていた。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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