
世界との差を痛感させられた完封負けから16年──長友佑都がオランダ戦後に語った”日本代表の進化”【W杯】
2010年の南アフリカ・ワールドカップ、日本はグループステージ第2戦でオランダに0−1と敗れた。その完封負けから16年──。
北中米ワールドカップの初戦で再びオランダと相まみえた日本は、2度リードされながらも最終的に2−2のドロー。一時はボールを保持して主導権を握る時間帯もあり、世界屈指の強豪を慌てさせた。
16年前の一戦を知る長友佑都は、試合翌日に日本代表の成長について問われると、その変化を次のように語った。
「まず海外組が増えて、本当に厳しい中で戦えているところはもちろんだけど、戦術の積み重ねがすごくできているので。それはアジア予選でもそうだけど、強豪相手にも通用する戦術や落とし込みがしっかりできている」
かつては個の能力で上回る相手に押し込まれる時間帯も少なくなかった。しかし現在の日本には、世界の強豪を相手にしても自分たちのスタイルを発揮できるだけの土台がある。その背景には、長年にわたって積み上げてきた戦術の成熟があるという。
さらに長友は、現在の日本代表が高い組織力を備えている理由についても言及した。
「それはコーチのおかげですね。能力ある選手でも戦術がないといけないし、チームが一つになるときに同じ方向を向いていないといけないという部分では、今は戦術の部分でもしっかりとみんな同じ方向を向けている部分は正直大きいと思います」
海外のトップリーグでプレーする選手が増えただけではない。強豪相手にも通用する戦術を積み上げ、チーム全体で共有できる組織へと成長した。それこそが、長友が16年の歳月を経て実感した日本代表の進化だった。
2010年には世界との差を痛感したオランダとの一戦。だが2026年、日本はベタ引きせず、主導権を握る時間帯さえ作った。長友の言葉は、日本サッカーが歩んできた16年間の成長を何よりも物語っていた。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
【画像】日本代表のオランダ戦出場16選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は決勝点&好パスのMF
【記事】「今だったらもっと化け物に」──森保ジャパンでも共存可能? 中田英寿という“終わらない夢”
【画像】久保はKポーズ、上田は拝みパフォ、長友はお決まりの…日本代表の北中米W杯公式ポートレートまとめ!
