
歌手のあの、お笑い芸人の粗品(霜降り明星)が6月16日、都内で行われたアニメ「新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!」(6月26日[金]全国公開)の公開直前イベントに、ケロロ軍曹役の渡辺久美子、タママ二等兵役の小桜エツコと共に登壇。主題歌を書き下ろしたあのが、楽曲に込めた思いを語った。
■あの「僕もタママと同じで周りの目も気にせず暴走しちゃうタイプ」
あのは「ケロロ軍曹」のアニメ20周年記念プロジェクトの宣伝隊長とオープニング曲&主題歌を務め、研究員ロボ役としても出演する。粗品はあのと共にオープニング曲を担当し、妖怪に憑りつかれる渋谷の男性役として出演する。
満員御礼で迎えたこの日、観客からの大きな拍手に包まれる中、あの、粗品、渡辺、小桜、ケロロ軍曹が登壇。それぞれが一言ずつあいさつを述べると、話題は早速アフレコ時のエピソードトークへ。
2010年以来、16年ぶりの劇場版となる本作。久しぶりにキャスト揃っての収録を行った渡辺は、「久しぶりの再会というよりも、続きって感じです。セーブポイントからまたやろっかみたいな(笑)。いつも通りって感じでした」と答える。
小桜は「収録では私と子安さん(クルル曹長役・子安武人)がぺちゃくちゃ無駄話して、草尾さん(ドロロ兵長役・草尾毅)がそれを諫めてくれて、遠くから中田さん(ギロロ伍長役・中田譲治)が楽しそうに見てくれています。渡辺さんは自分のことでいつもテンパってる感じです(笑)」と収録時の和気あいあいとしたエピソードを明かした。
ケロロ小隊の収録エピソードを微笑みながら見ていたあのと粗品は、大の「ケロロ軍曹」好き。2人に好きなキャラクターを聞くと、あのは「個性豊かでかわいくて全員本当に大好き。しいて言うならタママです」と答え、タママを演じる小桜は「やっほー! うれしいです!」と満面の笑みを見せた。
あのは、「タママインパクトが大好き。僕もタママと同じで周りの目も気にせず暴走しちゃうタイプなので親近感があって。それがすごくかわいく描かれているのがいいですね」とタママと自分が似ていると明かした。
粗品は「ギロロが大好きです。夏美に一途なところがやっぱり男として痺れますね。ああなりたいなと思います」とギロロの漢気を絶賛。

■あの、主題歌のデスボイスは「裏タママを意識しました」
続いて、本作を彩る楽曲についてのトークへ。anoが描き下ろした主題歌「貸しっぱなしデスティニー」と、ano&粗品が歌唱する20周年記念ver.のオープニング曲「また帰ってきたケロッ!とマーチ」を聴いた渡辺は、「『ケロッ!とマーチ』はいつもカップリングが気になっていて、anoさんと粗品さんが歌うと聞いて『ケロロ軍曹』の世界観にぴったりだなと思いました!」とanoと粗品の起用を大絶賛。
小桜はanoが歌う主題歌「貸しっぱなしデスティニー」のデスボイスについて、「あのデスボイスって裏タママを意識されているんですか?」とanoに聞くと、「そうです! 裏タママを意識しました」と回答。それを聞いた小桜は「そうなんだ! デスボイスの良さもあって、歌詞もすごくいいんですよね。全部聴くとちょっと切ないというか胸にくる部分もあり…歌詞も含めて大好きな曲です」とanoが作詞した歌詞を褒め称えた。
そんな主題歌を担当すると決まったときの感想を聞かれると、あのは「うれしかったです。『ケロロ軍曹』とどんな音楽が生まれるかが楽しみだったので、少しギャグっぽく『漫画返せ』ってことをエモく歌っている。漫画を貸し借りできた運命みたいなものも大切にしたいという想いで作りました。『ケロロ軍曹』の世界観があって生まれた楽曲です」と主題歌に込めた想いを明らかにした。
さらに、オープニング曲のほか、声優として出演することが決まった際の心境について投げかけられた粗品は、「めっちゃうれしかったです。オファーにリスクのある人間なので(笑)。そんな中、ケロロチームはオファーしてくれてうれしかったんですけど、妖怪に憑りつかれてアツくなる渋谷の男性役ですぐにでも切り離せる役でした」とオファーされた役柄についてツッコみ会場を笑わせた。

■部屋をきれいにしたあの「埋もれてた服を着ておしゃれして家を出たい」
フリップを使ったトークコーナーでは、本作のタイトルにちなんで「この夏復活させたいこと、または再挑戦したいこと」について質問。「キャンプ旅」と答えた渡辺は、「ソロキャンプに挑戦したいです。テントに入って細々したことするのが好きなので意外にケロロっぽいんです(笑)」と答え、「床面積」と答えた小桜は「片付けが苦手で家の中が散らかって床面積がなくて…最近は片付けて大分床が見えてきたので、この夏は片付けを頑張りたいです」と回答。
あのは「服を着る」と答え、「部屋が汚すぎて部屋のそのへんに落ちている服を着てたんです。家をきれいにしたので、これまで埋もれてた服を着ておしゃれして家を出たいなと思います!」と意気込みを語った。
最後に粗品は「ウォーキング」と回答。音楽を聴いて口ずさみながら歩くという粗品は、「大阪でブルーハーツのリンダリンダを大音量で聴きながら歌っていたら、横に知らないおじさんが並走してて。イヤホンを外したらそのおじさんがリンダリンダの上のパート(ハモリ)を歌っていました。怖すぎたので東京では新たに挑戦してみたいなと思いました」と会場を笑わせながら恐怖体験を明かした。
イベント終盤には、公開を楽しみにしているファンに向けて一言ずつあいさつが行われ、渡辺は「これから世界で二番目に早い上映をご覧になるってことで、ケロロの感想をいっぱいハッシュタグつけてつぶやいてくれると、我らの侵略がサクサクと進むであります!」と会場に集まった観客へお願いをする。
あのは「いろんな意味で問題作です(笑)」と笑いつつ、「映画の感想待っています! 音楽も一緒に楽しんでほしいです」と観客に呼びかけた。
そんなあのから最後に、「『また帰ってきたケロッ!とマーチ』も愛していただけるとうれしいので、最後にみんなで一緒に歌ってもいいですか?」と提案がされる。
客席からは歓声と大きな拍手が沸き起こり、ano&粗品によるオープニング曲「また帰ってきたケロッ!とマーチ」の歌唱がサプライズでスタート。フル尺を初披露し会場が大盛り上がりに包まれ、公開直前イベントは幕を閉じた。

