サンアントニオ・スパーズとニューヨーク・ニックスが対戦した今年の「NBAファイナル2026」は、現地時間6月13日(日本時間14日)に行なわれた第5戦をニックスが94-90で制し、シリーズ4勝1敗で、1973年以来53年ぶりのNBAチャンピオンに輝いた。
大一番で躍動したのがジェイレン・ブランソンだ。フィールドゴール成功率51.9%(14/27)、3ポイント成功率57.1%(4/7)、フリースロー成功率86.7%(13/15)と高確率で決め切り、45得点に3リバウンド、3アシスト、2スティールと大暴れ。
シリーズ平均32.6点、4.2リバウンド、4.6アシスト、2.0スティールを叩き出し、文句なしでファイナルMVPに選ばれたブランソンには、チームメイトや指揮官、OBたちから数多くの称賛が送られた。
さらに、ダラス・マーベリックス時代にブランソンと共闘したルカ・ドンチッチ(現ロサンゼルス・レイカーズ)も反応。16日に公開されたスペインのYouTube番組『Drafteados』へ出演した際、元相棒について次のように語った。
「まず何よりも、彼は素晴らしい人柄の持ち主なんだ。他の選手たちとは一線を画すほど、勝者のメンタリティを持っている。僕らはいつも連絡を取り合っているんだ。最後(第5戦)の試合前にも話した。『あと1勝で優勝できるぞ』と声をかけたんだ。そしてもちろん、彼が優勝した後には祝福したよ」
ドンチッチとブランソン擁するマブズは、2022年のプレーオフでカンファレンス決勝に進出。その年優勝することになるゴールデンステイト・ウォリアーズに1勝4敗で敗れたものの、同年のポストシーズンはドンチッチが平均31.7点、9.8リバウンド、6.4アシスト、ブランソンが平均21.6点に4.6リバウンド、3.7アシストと躍動した。
しかし、ブランソンは2022年夏にFA(フリーエージェント)でニックスへ移籍。ドンチッチはカイリー・アービングとのガードデュオで2024年にファイナルまで勝ち進むも、ボストン・セルティックスに敗れ、2025年2月の大型トレードでレイカーズへ移籍した。
お互いに別の道を進むことになったが、ドンチッチは2018年のドラフト同期であるブランソンとの友情を大切にし、ファイナル期間中も連絡を取り合っていた。
今後、ドンチッチ率いるレイカーズと、ブランソン擁するニックスがファイナルでマッチアップする日は来るのか。競争を好む両選手にとってはそれが最高のシナリオになるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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